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「たった一泊二日でよかったのか?」
帰りの飛行機の中で、クラピカが尋ねた。
『十分だよ!クラピカと初めて旅行して色んな物見れて、すっごく楽しかった!』
最高に満足そうな顔で笑うリン。
「そうか。ならば今夜はどこか外に食べに行こう。初めて当日に祝う誕生日だしな」
『家でいいよ!少ない休みなんだし、クラピカとたまには並んで台所に立ってみたい!』
そんな可愛らしい要望と、嬉しそうに頬を染めるその表情に、クラピカは諦めたように眉を下げて
「敵わないな、お前には」
隣に座るリンの頭に、コツンと小さく寄りかかった。
二人はまた長い移動を経て、ようやく自宅へ戻ってきた。
夕飯の準備を始めるまでの僅かな時間にゆっくりしていると、リンの携帯にメールが入った。
送り主は────
どこでリンのメールアドレスを入手したのか、何とヒソカからであった。
『ひぃっ…!』
思わず携帯を放り投げそうになったリン。
しかし、ソファで読書していたクラピカがうたた寝している事に気付き、慌ててその声と手を封印する。
何で何であいつが私の携帯知ってんの~!!
リンはゾワゾワしながら一応気になるメールの内容を確認した。
しかしそこには、驚愕の事実が記されてあった。
" クロロの除念
完了───◆ "
『…………!!』
嘘!!
こんなに早く!?
あれから半年しか経ってないのに……
師匠の話では優秀な除念師ともなると世界に10人以下だって………
少なくても二~三年はかかると思ってたのに…!
ヒソカのメールを開いたまま、リンは茫然と途方に暮れた。
どうするべきか考えたが、どうしてもこのまま放っておいてはいけないと思い、メールの返事を返した。
" クロロの居場所、教えて欲しい "
ヒソカからはすぐにまた返事が来た。
" クロロも会いたがってる★僕も会いたいけど◆ "
メールを見たリンは、もの凄く嫌そうな顔でチッと舌打ちをした。
ああ…どうしよう!
これからクラピカが狙われる事になったら…
いや、大丈夫!!
その為に私がいるんだし!
リンには一つ、心に甘い期待があった。
今はもう違うかもしんないけど、前はクロロ、私を好きだって言ってた
だから……
私の言う事、少しは聞いてくんないかな…?
リンはクロロに会えるよう、ヒソカに取り計らってもらう事にした。
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