再会?
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近くを通る人のナンバープレートを見て、もう400人近くが集まっている事がわかり、リンは焦りが増す。
『本当に落ちたのかな…?』
……その時だった。
ゴゴーン―――
エレベーターが開いた。
そして………
『あっ……………』
来た
やっと来た
やっぱり来てくれた
『クラピカ……クラピカ!』
他に仲間を二人連れて、あの日と同じ鮮やかな青い衣装を着て
やっと、
やっと、
あの人が来た!
涙が勝手に出てくる。
あのバンガローで過ごした三日間が鮮明に蘇る。
『クラピカ……』
貴方のお陰で、今私は生きてる―――!!
リンは慌てて涙を拭き、
『ごめん、ちょっと待ってて!』
と、キルアに言い残して走りだす。
しかし何とも人が多すぎて、かいくぐりに時間がかかる。
その、ほんの数秒すら今のリンにはじれったい。
焦っていると、とうとう人にぶつかってしまった。
ドンッ!
『わぁ!ごめんなさい!許してね!!』
相手の顔も見なかったが、しっかり頭を下げてからリンはまた走り去った。
「う~ん、今日はよく人にぶつかられる日だ◆」
クラピカ……クラピカ……
人混みをかきわけながら、クラピカの元へ急ぐリン。
会いたかった……
もうすぐ……
というその時になり、
ジリリリリリリ……
「只今を持ちまして、受付時間を終了します」
『え!始まるの!?』
すると、人が少しずつ流れ始め、またクラピカと遠ざかっていく。
『あっ、クラ…』
「おいリン、行くぞ。置いてかれちまうぜ」
キルアがリンの腕を引っ張る。
『あ、うんゴメン…』
クラピカ……
見失っちゃった……どこだ?
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