発熱・過労
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次の日、クラピカとセンリツとリンはヨークシンを引き上げ、ノストラードの本低へ戻る事にした。
空港への見送りはレオリオだけ。
ゴンとキルアはまた修行中らしく、帰る事も伝えなかった。
「そろそろ行くよ。本当に今回は世話になったな、レオリオ」
「ああ、ハンター試験よりスリルあったぜ」
優しい皮肉で許してくれるレオリオ。
「リンったら、もう行くわよ」
リンはレオリオの腕にガッチリ掴まって泣いている。
「時間だぞ。いい加減にしないか」
『だって…離れたらまた長く会えないもん…。そんなの寂しいもん…』
オエツを漏らしながら号泣しているリンに、一同は溜め息をつきながら苦笑いしている。
「ははっ、そんなに寂しがってもらえて光栄だけどな。またすぐ会えるよ。大学に合格したら会いに行くからさ」
『ほ、ホント!?約束だよ!お医者さんになって絶対私が住んでる町に就職してね!!』
「就職先までお前の為に決めんのかいっ!」
レオリオが笑いながら軽くリンをこづいた。
『絶対、またすぐ会おうね!絶対ね!』
後ろばかり見ながら、本当に名残り惜しそうに去って行くリン。
レオリオも姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。
こうして、クラピカたちはヨークシンを後にした。
短い間だったけど、本当に色々な事がこの街であった。
初めて人を殺したし、
初めてクラピカと心も体もひとつになれた。
クロロに出会い、旅団に捕まり、
倒れたクラピカの寝顔を丸二日間も眺め続けた。
大きな市場にも行ったし、
キルアやゴンやレオリオにも再会する事ができた。
忘れられない一週間…
またね…
さようなら、ヨークシン!
リンは高い空から、その大きな街並が小さくなっていくのを、いつまでもいつまでも見つめていた。
~続く~