再会?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『あれー?住所はここだよね?食堂じゃん』
「だから途中で会った案内人が言ってただろ?ここの住所に着いたらステーキ定食弱火でじっくりって。
多分試験受ける奴の合言葉かなんかだろ」
『はー、なる程!だから定食屋かぁ』
二人は中に入り、合言葉を言って、無事、奥のエレベーターへ通してもらった。
リンはそこに用意してあったステーキを見た瞬間、大喜びで飛びつき、貪りついた。
『んあ~うまっ!これうまっ!キルアも食べて食べて!!』
「お前さぁ…今から試験だろーが!そんなに食ったら動けなくなるぜ(俺は平気だけど)」
『は…っ……もう遅い!』
すでに三枚食べた後。
うぅ…まだまだ食べたいけど我慢しなきゃな。
リンはしぶしぶフォークを置いた。
暫くしてエレベーターが止まり、ドアが開いた。
『わっここ?』
そこにはすでに、受験生であろう者達が百人近くが集まっていた。
受け取った番号札は、キルアが99、リンが100だった。
「どんな試験なんだろうな。みんなで殴りあって対決とかだったりして」
『ま、まさかぁ…』
それ嫌だなぁ。
リンは不安になって顔を引き攣らせる。
それからぞくぞくと人は集まっていった。
リンはその中に"ある人"の姿を探す。
(まだ来ない…もしかして辿り着けなかったとか…?)
壁際に腰を下ろして休んでみるも、エレベーターが開くたびにリンは立ち上がって確認する。
「何、どうかした?誰探してんだよ?」
『あ、うん…知り合い…も受けに来るはずなんだけど…』
「ここに来るまでに振るい落とされちゃったんじゃねーの?」
『…………』
(そうなのかな?違うよね。きっともうすぐ来るよね…)
エレベーターの方を見つめる真剣なリンの横顔を見て、キルアは何故か面白くない気持ちになった。
(つーか仲間いんならそいつと来ればよかったじゃんか……)
これだけ大勢の人がいるのに、話しかけてくる者は少なかった。
暇を持て余した忍者風情の男や、大変な受験回数を重ねたベテランと名乗る中年男……
話相手をするのが苦ではないリンは、特にベテランの男から沢山の情報を得た。
今回参加している危険人物などの事も――――
ちなみに勧められたジュースは断った。
というか、キルアに止められた。(のにキルアは私の分まで飲んだ。ズルイ!)
・