好きだ
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そしてクロロは解放され、ゴンとキルアが無事に戻ってきた。
リンは二人を無言で抱き締める。
クラピカ、リン、レオリオ、センリツ、ゴン、キルアは飛行船に乗り、その場を飛び立った。
ヒソカは蜘蛛の刺青をクロロの目の前で剥がし、決闘を挑んだが、クロロに念が使えない事を明かされ、クロロのもとを去った。
「壊れたオモチャに興味はないんでね◆」
パクノダとヒソカがもう一機の飛行船に乗り、クロロだけがその場に残された。
飛行船の中から、リンは姿が闇に消えるまでクロロの方を見ていた。
クロロ………
本当にクラピカを殺すつもりだろうか?
ならその前に私がクロロを見つけだして、殺すべきなんじゃないかな?
あれやこれやと頭の中でぐるぐる回る。
『しかし奴も、この体を見せた途端に「好き」だなんてね。…さすが盗賊』
そんな独り言に、後ろから返事が聞こえた。
「体を見せたとは、どういう事だ?」
リンは飛んで驚き、一瞬にして体中から汗が吹き出した。
恐る恐る振り返ると……
そこには、「くくくっ」と意地悪く笑うキルアの姿があった。
『キルア!!』
リンは思わず倒れ込みそうな位に安堵して、キルアにドカッとダイブした。
『脅かさないでよもー!
死ぬかと思ったじゃん!アホ!バカ!』
「いててて、強く絞めんなって!クラピカかと思った?」
リンは何度も頷きながらキルアを放し、ホッとした顔で笑った。
「それより、どういう事だよ、さっきの。奴って団長の事だろ?体見せたとか、好きって言われたとかさ」
『しっ!バカ、声でかいって!』
リンはキルアの口を塞いで、辺りをキョロキョロ見渡した。
「大丈夫だって。それよりホントなのかよ?何があったわけ?」
リンは観念して、キルアに全て話した。
リンはいつも1番に理解してくれて、長く一緒にいるキルアには何故だか何でも素直に打ち明けられた。
クラピカの車内での様子、クロロと話した事、胸の内まで全部全部吐き出した。
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