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ホテルを出て暫く走ると、運良くレオリオの車を見つけた。
信号で止まっている。
リンは急いでその車に乗り込んだ。
ミラーでリンに気付いたレオリオが鍵を開けて待っていてくれたのだ。
すると、その車にはクラピカとセンリツ、それに鎖で捕えられたクロロが同乗していた。
『!!…クロロ!』
思わず声に出して驚いた。
「やっぱり鎖野郎と繋がっていたのか、リン」
「!?どういう事だ!?この男を知っていたのか!?」
動揺するクラピカに、リンは事情を説明した。
『昨日のオークション会場で会ったんだ。私、この人が蜘蛛の頭だなんて知らなくて、あの騒ぎの中から逃がそうとして……』
それは仕方のない事だったが、リンは何だか酷く罪悪感を感じていた。
「そうだ。それにお前の事が片付いたらリンは蜘蛛に入る」
『クロロ!!』
リンはクラピカの精神状態を考え、クロロの最悪な言葉を遮ろうとした。
「おい。発言に気を付けろ。何がお前の最期の言葉になるかわからんぞ」
「殺せやしないさ。大事な仲間が残ってるだろ?」
「…挑発を受け流せる程…私は今冷静じゃない…!!」
クラピカから鋭いオーラが放たれる。
『あっ!!そうだ、ゴン!まだ逃げきれてなかったの!?』
「ええ。リンが逃げたのを確認して、ロビーに潜んでいたキルアくんが多分代わりに捕まったはずだわ」
『な、何でわざわざ!』
「止めたんだけど…ゴンくんだけじゃいざって時に無茶しかねないからって」
『キルア…』
私が逃げたせいでキルアが…
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