雨天決行
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『…初めまして』
何食わぬ顔で団員に挨拶をするリン。
「何、今日はパートナー変えて来たわけ?もうあたしらに賞金かけてるマフィアはいないよ」
「え、嘘!?どうして!?」
『ちょっとゴン、話が違うじゃん!お金貰えるってゆーから手伝いに来たのに!』
リンとゴンは命懸けで演技をするが、結局、旅団に捕えられ、連れていかれた。
クラピカはキルアとセンリツに諌められ、何とか冷静さを取り戻し、変更になってしまった計画を改めて話し合う事にした。
去って行った他の蜘蛛のメンバーは、ダミーの緋の眼を追跡し、クラピカの仕事仲間を見つけてクラピカの情報を得ていた。
他人の記憶を読み取る、パクノダの能力で…。
一方、リンとゴンは、旅団に連れられベーチタクルホテルへとやって来た。
「(クラピカに俺の作戦は伝えた。突然の暗闇に乗じて隙を作ると…
でも、いつそれをするかまでは決めてない…!)」
『(さっき仲間に待ち合わせ場所を電話してたし、センリツなら聞こえてたはず!もしかしたらここに先回りしてくれてるかも!)』
リンは祈る思いで、目だけで周りを確認する。
ふと、蜘蛛の一人から視線を感じた。
……ん?
この人……
確か団長って……
旅団のリーダーか
『何見てんの?』
思いっきり睨みをきかせ、強い口調で尋ねた。
「…お前、俺に見覚えないか?」
『…………?』
いきなり何を言い出すのやら…
え、会った事ある?
『……いや、ない』
リンはその男を凝視しながら答えた。
蜘蛛のリーダーは「そうか」と言って笑っている。
―――その笑顔……
『……あっっ!!!』
突然、リンが大声を張り上げた。
まさか……!!
子供みたいな、可愛い、憎めないその笑顔……!
リンは信じられないという顔で恐る恐る尋ねた。
『クロロ…なの…?』
~続く~