命懸けの作戦
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クラピカとリンは、ゴン達との待ち合わせ場所である、デイロード公園へやって来た。
『ゴン!キルア~!!』
「ぶぁはピカ!!リン!!」
ゴンは食事中で口に物を詰めこんだまま叫んだ為、キルアの顔面に吐き出し、仕返しを受けている。
リンはそれを見て爆笑。
クラピカも微笑みながら、その様子を見ていた。
『会いたかった!元気してた?』
リンはキルアとゴンの間に座り、二人に腕を絡ませてニコニコしている。
「って、クラピカは久々だけどお前はこないだ会ったろ!?」
「今日はどうしたの?髪とかくるくるで可愛いね!デート?」
『あはは!そ!
クラピカと君らとみんなでデートさ!』
満面の笑顔で、リンは嬉しそうに声を弾ませた。
レオリオにも連絡を取り、互いの中間地点で待ち合わせた。
『レオリオ!会いたかった!』
またまた飛び付くリン。
「何だ、クラピカは久しぶりだがリンとはこないだ会ったじゃねーかよ!」
「それ俺も言った」
『いいじゃん!離れてたこの数日間、すっごく長かったんだから!』
リンはレオリオの腕にしがみついて離れない。
やっぱりこの皆といるのが一番落ち着く!
本当に会いたかった…
リンにとって、キルア、ゴン、レオリオは、もう家族も同然だったのだ。
「変な奴だな~。ここ数日で何かいい事あったのか?」
ニヤニヤしながらレオリオが訊くと、リンは深く頷いた。
『うん、夢のような素晴らしい事もあったし、生涯忘れられない悪い事もあったよ!』
その正直すぎる答えに、クラピカは内心ギクッとした。
「…おい、言っていい事と悪い事は考えて話すんだぞ」
クラピカは祈る気持ちで、鋭い視線をリンに向けた。
あらやだ
いくら私でもそんな事は言いやしませんよ~!
まったく…信用ないな
リンは頬を膨らませ、プイッとクラピカから顔を背けた。
「んでっ!?夢のようないい事って!?」
やはりニヤニヤと興味深々で食いつくレオリオ。(何故いい事にしか食いつかないのか)
『ん~、内緒!!三年後くらいに話すね!』
笑って誤魔化すリンの首を絞めながら、レオリオがしつこく問い詰めている。
キルアはなんとなく察しがつき、微かに表情を沈ませた。
……半年前よりずっと綺麗になったもんな
ま、幸せならいいけどさ
キルアは目を閉じ、ふっと笑った。
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