100day Challenge
24.角サソ
2024/11/04 21:40SS
※ 微裏
「……待て、いや待て」
「ンだよ」
暁での飲み会後。角都の部屋で、ベッドの上に寝転がる部屋の主の上に跨がったサソリ。彼は不満げに鼻を鳴らした。楽しい時間はこれから、という時に角都本人から制止を掛けられたのだから当然とも言えるが。
飲み会のどんちゃん騒ぎの最中、角都を誘う事に成功したサソリ。酒が入ればムラムラするのは最早男の性だ。上手いこと飲ませて程好く酔わせ、素面に戻らせないよう慎重に事を運んだが……酔いが冷めつつある角都に、理性が戻ってきていた。
「お前、本気……っ」
「ン……♡」
角都がこれ以上何か言う前に、サソリはその口を自分のそれで塞いだ。互いに酒臭いが、それがまた興奮することをサソリは知っていた。舌を味わうように絡め、わざと水音を響かせる。
自分の尻の下で角都の逸物が硬さと大きさを増していくのを感じ、サソリは歓喜に口角を上げた。
「っは……ココまできて止めんのはナシだぜ?」
「……後悔するなよ」
漸くその気に、というよりサソリに流される気になったらしい角都が、自分を誘った男の腰を掴んだ。サソリは満足げに目を細め、もう一度唇を重ねる。
そうして二人は、享楽の時に沈み込んでいった――。