ギーマ夢主の名前変換
ギーマ(BW)×固定夢主💮
🪙夢主の名前
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イッシュリーグ本部、スタッフ用居住棟にあるフランの自室。そこは、フランにとって誰にも邪魔されない絶対的な聖域だった。
「ギーマさん……えへへ、今日もすっごくかっこよかったなぁ」
ベッドの上にごろんと転がったフランの腕の中には、少し年季の入った一体のぬいぐるみが抱きしめられている。
それは、青みがかった黒髪に空色の瞳、そして特徴的な燕尾服を着た「ギーマさんぬいぐるみ」だった。テレビ越しに彼に一目惚れしてファンになった当初、グッズショップを巡ってようやく手に入れた宝物だ。
毎晩一緒に眠り、嬉しいことがあればぎゅっと抱きしめ、時折こっそりと「ちゅっ」とキスをしては「きゃー!」と一人でベッドを転げ回る。フランの長年にわたる重たい愛情を一身に受け止めてきた、まさに分身とも言える存在である。
「大好き、ギーマさん……ちゅっ」
ぬいぐるみの額にそっと唇を落とし、幸せな気分で目を閉じた、その時だった。
コンコン、と。控えめだが、聞き間違えるはずのない上品なノックの音が部屋に響いた。
「フラン、起きているかい?」
「ひゃうっ!?」
扉の向こうから聞こえた低く涼やかな声に、フランは弾かれたように飛び起きた。
なぜ大好きなご本人がこんな時間に部屋の前に!?とパニックになりながら、フランは慌てて扉へと向かう。その際、腕に抱えていたぬいぐるみを隠すのを完全に忘れ、ベッドの中央に堂々と鎮座させたままにしてしまったことなど、彼女のキャパオーバーした頭では気づけるはずもなかった。
「お、お疲れ様です、ギーマさんっ! あの、どうされたんですかこんな時間に……っ」
「いや、今日きみが事務室に忘れていった書類を届けにね。……少し、入ってもいいかな」
「えっ、あ、はいっ! 散らかってますけど……って、あっ!!」
部屋に入ってきたギーマの鋭い空色の瞳が、一直線にあるものを捉えた。
綺麗に整えられたベッドの中央。そこにちょこんと座っている、自分そっくりのぬいぐるみ。
「……おや」
「み、見ないでくださいぃぃーーッ!!」
フランは悲鳴を上げてベッドにダイブし、ぬいぐるみを両手で覆い隠した。顔は瞬く間に熟れたマトマの実のように真っ赤に染まっている。
しかし、勝負師の目は誤魔化せない。
ギーマはゆっくりとベッドに近づくと、フランの手からひょいっとぬいぐるみを取り上げた。
「ああっ! ギーマさん、返してっ……!」
ギーマは面白そうに目を細め、ぬいぐるみをしげしげと観察した。
随分と前から大切にされているらしいそれは、微かにへたってはいるものの、汚れ一つなく綺麗に手入れされている。そして何より――ぬいぐるみの表面からは、毎日この部屋の主が触れている証拠である、フランと同じ甘いシャンプーの香りが微かに漂っていた。
(……なるほど。わたしがいない間、彼女はこの『偽物』を相手に、随分と可愛らしいことをしていたらしい)
途端に、ギーマの腹の底で独占欲と、最上級の愛おしさが混ざり合った感情が渦を巻いた。
ただの綿と布の塊とはいえ、自分以外のものを熱烈に愛でているという事実が気に入らない。本物が目の前にいるというのに。
ギーマの口角が、ゆっくりと、ひどく意地悪な弧を描いた。
「ほう……わたしを模したぬいぐるみがあるんだね。フラン、そのぬいぐるみのわたしにやってきたことを……是非わたし本人にもやってみてくれないか?」
「は、はひぃっ?!むむむむりです!!抱き締めたりキスしたりなんてできるわけないじゃないですかぁ?!……あっ?!」
勢いよくまくし立てた直後、フランは自分の口から飛び出した言葉の重大さに気づき、両手でバシッと口を塞いだ。
時すでに遅し。自ら特大の墓穴を掘り抜いた愛しい獲物を見下ろし、ギーマはとろけるように甘く、そして逃げ場のない声で囁いた。
「そうか。そのわたしには抱き締めたりキスしたりしてたんだね」
「ち、ちがっ……し、してません!!ちがいます〜!!」
ぶんぶんと必死に首を横に振るフランだったが、ギーマはぬいぐるみをベッドの隅にぽいっと放り投げると、逃げようとするフランの腰を引き寄せ、そのままベッドの上へ押し倒した。
「わたしに嘘は通用しないぜ。…わたしのぬいぐるみにはできたんだ。わたし本人にもやってみてくれ、フラン。そうじゃないと妬いてしまうぜ?」
「わあああ?!」
フランの悲鳴は、至近距離に迫った美貌と、纏わりつくような冷たく甘い香水の匂いにかき消された。
逃げ場を完全に塞がれ、上から覆い被さってくるあくタイプの四天王の瞳には、「絶対に逃がさない」という強烈な執着がギラギラと輝いている。
「さあ、ゲームの再開だ。……普段、あのぬいぐるみにしているように、わたしの首に腕を回してごらん?」
「む、むりです……っ、本物のギーマさんにそんなことしたら、心臓が爆発して死んじゃいます……っ」
「死なせはしないさ。……ほら、早くしないと、わたしの方からきみを食べ尽くしてしまうかもしれないぜ?」
低い声で囁かれ、首筋に意地悪く吐息を吹きかけられる。
フランの全身は限界突破の熱を帯び、頭の中は完全にショート寸前だった。しかし、彼の言う通り、ここで自分が動かなければもっと恐ろしくて甘いお仕置きが待っていることは火を見るより明らかだ。
「……ぅ……ぁ……っ」
フランは涙目で震えながら、ゆっくりと両腕を上げ、ギーマの首にそっと腕を回した。
ぎゅっ、としがみつくように抱きしめると、ぬいぐるみの布越しではない、本物の彼のがっしりとした体温と筋肉の硬さが直に伝わってくる。
「……よくできたね。次は?」
優しく促され、フランはぎゅっと目を瞑ったまま、背伸びをするようにして、彼の頬にチュッ、と触れるだけのキスを落とした。
「……っ、やりました! やりましたから、もう許して……っ」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして俯くフラン。しかし、そんな可愛すぎる行動を見せられて、勝負師が満足して盤面から降りるはずがなかった。
「……随分と可愛らしいキスだが。まさか、いつもこれで満足しているわけじゃないだろう?」
「えっ……!?」
次の瞬間、ギーマの大きな手がフランの後頭部をしっかりとホールドした。
「偽物はもう必要ない。……本物のキスを教えてあげるよ」
甘い宣告と共に、フランの唇はギーマによって完全に塞がれた。ぬいぐるみ相手のおままごとのようなキスとは次元が違う、大人で、熱くて、頭の髄まで溶かされるような深く濃厚な口付け。
「んっ……ぁ……っ、ギーマ、さ……っ」
息継ぎすら許してもらえず、フランはギーマの燕尾服の胸元をぎゅっと握りしめることしかできない。
「……これからは、毎晩わたしが本物で付き合ってあげるからね。覚悟しておくことだ」
完全に腰が抜けて泣きそうになっているフランを見下ろし、ギーマは最高に満たされた極上の笑みを浮かべる。
長年愛用されてきた「ギーマさんぬいぐるみ」が、今後ベッドの隅から役目を終えて静かに見守るだけの存在になったことは、言うまでもない。
「ギーマさん……えへへ、今日もすっごくかっこよかったなぁ」
ベッドの上にごろんと転がったフランの腕の中には、少し年季の入った一体のぬいぐるみが抱きしめられている。
それは、青みがかった黒髪に空色の瞳、そして特徴的な燕尾服を着た「ギーマさんぬいぐるみ」だった。テレビ越しに彼に一目惚れしてファンになった当初、グッズショップを巡ってようやく手に入れた宝物だ。
毎晩一緒に眠り、嬉しいことがあればぎゅっと抱きしめ、時折こっそりと「ちゅっ」とキスをしては「きゃー!」と一人でベッドを転げ回る。フランの長年にわたる重たい愛情を一身に受け止めてきた、まさに分身とも言える存在である。
「大好き、ギーマさん……ちゅっ」
ぬいぐるみの額にそっと唇を落とし、幸せな気分で目を閉じた、その時だった。
コンコン、と。控えめだが、聞き間違えるはずのない上品なノックの音が部屋に響いた。
「フラン、起きているかい?」
「ひゃうっ!?」
扉の向こうから聞こえた低く涼やかな声に、フランは弾かれたように飛び起きた。
なぜ大好きなご本人がこんな時間に部屋の前に!?とパニックになりながら、フランは慌てて扉へと向かう。その際、腕に抱えていたぬいぐるみを隠すのを完全に忘れ、ベッドの中央に堂々と鎮座させたままにしてしまったことなど、彼女のキャパオーバーした頭では気づけるはずもなかった。
「お、お疲れ様です、ギーマさんっ! あの、どうされたんですかこんな時間に……っ」
「いや、今日きみが事務室に忘れていった書類を届けにね。……少し、入ってもいいかな」
「えっ、あ、はいっ! 散らかってますけど……って、あっ!!」
部屋に入ってきたギーマの鋭い空色の瞳が、一直線にあるものを捉えた。
綺麗に整えられたベッドの中央。そこにちょこんと座っている、自分そっくりのぬいぐるみ。
「……おや」
「み、見ないでくださいぃぃーーッ!!」
フランは悲鳴を上げてベッドにダイブし、ぬいぐるみを両手で覆い隠した。顔は瞬く間に熟れたマトマの実のように真っ赤に染まっている。
しかし、勝負師の目は誤魔化せない。
ギーマはゆっくりとベッドに近づくと、フランの手からひょいっとぬいぐるみを取り上げた。
「ああっ! ギーマさん、返してっ……!」
ギーマは面白そうに目を細め、ぬいぐるみをしげしげと観察した。
随分と前から大切にされているらしいそれは、微かにへたってはいるものの、汚れ一つなく綺麗に手入れされている。そして何より――ぬいぐるみの表面からは、毎日この部屋の主が触れている証拠である、フランと同じ甘いシャンプーの香りが微かに漂っていた。
(……なるほど。わたしがいない間、彼女はこの『偽物』を相手に、随分と可愛らしいことをしていたらしい)
途端に、ギーマの腹の底で独占欲と、最上級の愛おしさが混ざり合った感情が渦を巻いた。
ただの綿と布の塊とはいえ、自分以外のものを熱烈に愛でているという事実が気に入らない。本物が目の前にいるというのに。
ギーマの口角が、ゆっくりと、ひどく意地悪な弧を描いた。
「ほう……わたしを模したぬいぐるみがあるんだね。フラン、そのぬいぐるみのわたしにやってきたことを……是非わたし本人にもやってみてくれないか?」
「は、はひぃっ?!むむむむりです!!抱き締めたりキスしたりなんてできるわけないじゃないですかぁ?!……あっ?!」
勢いよくまくし立てた直後、フランは自分の口から飛び出した言葉の重大さに気づき、両手でバシッと口を塞いだ。
時すでに遅し。自ら特大の墓穴を掘り抜いた愛しい獲物を見下ろし、ギーマはとろけるように甘く、そして逃げ場のない声で囁いた。
「そうか。そのわたしには抱き締めたりキスしたりしてたんだね」
「ち、ちがっ……し、してません!!ちがいます〜!!」
ぶんぶんと必死に首を横に振るフランだったが、ギーマはぬいぐるみをベッドの隅にぽいっと放り投げると、逃げようとするフランの腰を引き寄せ、そのままベッドの上へ押し倒した。
「わたしに嘘は通用しないぜ。…わたしのぬいぐるみにはできたんだ。わたし本人にもやってみてくれ、フラン。そうじゃないと妬いてしまうぜ?」
「わあああ?!」
フランの悲鳴は、至近距離に迫った美貌と、纏わりつくような冷たく甘い香水の匂いにかき消された。
逃げ場を完全に塞がれ、上から覆い被さってくるあくタイプの四天王の瞳には、「絶対に逃がさない」という強烈な執着がギラギラと輝いている。
「さあ、ゲームの再開だ。……普段、あのぬいぐるみにしているように、わたしの首に腕を回してごらん?」
「む、むりです……っ、本物のギーマさんにそんなことしたら、心臓が爆発して死んじゃいます……っ」
「死なせはしないさ。……ほら、早くしないと、わたしの方からきみを食べ尽くしてしまうかもしれないぜ?」
低い声で囁かれ、首筋に意地悪く吐息を吹きかけられる。
フランの全身は限界突破の熱を帯び、頭の中は完全にショート寸前だった。しかし、彼の言う通り、ここで自分が動かなければもっと恐ろしくて甘いお仕置きが待っていることは火を見るより明らかだ。
「……ぅ……ぁ……っ」
フランは涙目で震えながら、ゆっくりと両腕を上げ、ギーマの首にそっと腕を回した。
ぎゅっ、としがみつくように抱きしめると、ぬいぐるみの布越しではない、本物の彼のがっしりとした体温と筋肉の硬さが直に伝わってくる。
「……よくできたね。次は?」
優しく促され、フランはぎゅっと目を瞑ったまま、背伸びをするようにして、彼の頬にチュッ、と触れるだけのキスを落とした。
「……っ、やりました! やりましたから、もう許して……っ」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして俯くフラン。しかし、そんな可愛すぎる行動を見せられて、勝負師が満足して盤面から降りるはずがなかった。
「……随分と可愛らしいキスだが。まさか、いつもこれで満足しているわけじゃないだろう?」
「えっ……!?」
次の瞬間、ギーマの大きな手がフランの後頭部をしっかりとホールドした。
「偽物はもう必要ない。……本物のキスを教えてあげるよ」
甘い宣告と共に、フランの唇はギーマによって完全に塞がれた。ぬいぐるみ相手のおままごとのようなキスとは次元が違う、大人で、熱くて、頭の髄まで溶かされるような深く濃厚な口付け。
「んっ……ぁ……っ、ギーマ、さ……っ」
息継ぎすら許してもらえず、フランはギーマの燕尾服の胸元をぎゅっと握りしめることしかできない。
「……これからは、毎晩わたしが本物で付き合ってあげるからね。覚悟しておくことだ」
完全に腰が抜けて泣きそうになっているフランを見下ろし、ギーマは最高に満たされた極上の笑みを浮かべる。
長年愛用されてきた「ギーマさんぬいぐるみ」が、今後ベッドの隅から役目を終えて静かに見守るだけの存在になったことは、言うまでもない。
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