ギーマ夢主の名前変換
ギーマ(BW)×固定夢主💮
🪙夢主の名前
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「ど、どうしよう……っ。もうすぐ約束の時間なのに、心臓が口から飛び出そう……っ!」
デート当日。待ち合わせ場所であるライモンシティの遊園地前広場で、フランは落ち着きなく何度も周囲を見回していた。
ギーマに「抱く」と宣言された日から、フランの頭の中はずっとこんらん状態だった。何を着ていけばいいのか悩み抜き、最終的に選んだのは、彼の雰囲気に少しでも近づきたくて背伸びをして買った、大人っぽいシックなワンピースだ。
(変じゃないかな。ギーマさんに、子どもっぽいって思われないかな……)
そわそわと服の裾を直していると、ふいに背後からふわりと、冷たく甘い香水の香りが漂ってきた。
「――おや。きょうは一段と、愛らしい小鳥が迷い込んでいるね」
「ひゃうっ!? ギ、ギーマさんっ!」
振り返ったフランの目に飛び込んできたのは、いつもの燕尾服ではなく、仕立ての良い黒のジャケットを羽織った、プライベート仕様のギーマの姿だった。
胸元は少しだけラフに開けられ、大人の色気が隠しきれずに溢れ出ている。もちろん、足元は彼こだわりの「素足に革靴」だ。
「お、お待たせしました……っ! あの、その……私服のギーマさん、すっごく……かっこいいです……っ」
「ありがとう。きみのそのワンピースも、とてもよく似合っているよ。……わたしのために背伸びをしてくれたのが伝わってきて、ひどく愛おしい」
スッ、と。ギーマは流れるような動作でフランの手を取り、その手の甲にチュッと甘いキスを落とした。
「ひゃああっ!?」
街中だというのに、そんな映画のワンシーンのような振る舞いを躊躇いなくやってのける彼に、フランの顔は一瞬で沸騰した。
「さあ、はじめようか。……きみを最高に楽しませるのが、今日のわたしの役割だからね」
そうして始まったデートは、フランにとって夢のように幸せで、そして……最高に心臓に悪いものだった。
ウィンドウショッピングを楽しめば「きみに似合いそうだ」とスマートにアクセサリーをプレゼントされ、ポケモンミュージカルの観劇に行けば、暗がりの中でそっと指を絡められ、肩を抱かれる。
歩くスピードは常にフランに合わせてくれ、人混みでは彼女を守るように腰に手を添えてエスコートしてくれる。
完璧すぎる大人の男の振る舞いに、フランは終始メロメロになりっぱなしだったが――同時に、どうしても『あの宣告』が頭から離れなかった。
(このデートが終わったら、ギーマさんに……だ、だ、抱かれちゃうんだ……っ!)
繋いだ手の熱。腰に添えられた大きな手。彼と視線が合うたびに向けられる、意味ありげな極上の微笑み。
すべてが夜への布石に思えて、フランは時間が経つにつれてどんどん無口になり、がちがちに緊張し始めてしまった。
夕暮れ時。予約してくれていたお洒落なカフェのテラス席で、フランの大好物であるエネココアとガトーショコラを前にしても、彼女のフォークの進みはどこかぎこちなかった。
「……おや。せっかくのガトーショコラなのに、あまり進んでいないようだね」
「えっ!? い、いえっ、すっごく美味しいですっ! 美味しいんですけど……っ」
「ふふ。……きみは本当に、素直で分かりやすくて……愛らしいね」
頬杖をつきながら、ギーマが面白そうに目を細めた。
「ずっとそわそわして、顔を真っ赤にして。……きみの頭の中は今、これから始まる『夜の勝負』のことでいっぱいみたいだ」
「!?こ、こほっ……!」
図星を突かれ、フランは危うくエネココアを吹き出しそうになった。
むせ返りながら真っ赤になるフランを見て、ギーマは低く甘い声で喉を鳴らして笑う。そして、長い腕を伸ばし、フランの口元にほんの少しだけついていたチョコレートのクリームを、自身の親指の腹でスッと拭い取った。
「あっ……」
「緊張するのは悪いことではないが……今はわたしとのデートに集中してくれないと、拗ねてしまうぜ?」
ギーマは、拭い取ったクリームがついた自身の親指を、フランの目の前でゆっくりと艶かしく舐めとってみせた。
「――――っ!!」
(あ、あ、あくタイプの男ぉぉぉぉ……っ!!)
破壊力抜群の行動に、フランの思考回路は完全にショートした。彼の手のひらの上で転がされていると分かっているのに、どうにもならない。この経験豊富でズルい大人の恋人に、自分は到底敵わないのだと思い知らされる。
やがて、太陽が完全に沈み、街にネオンの光が灯り始めた頃。
ライモンシティ名物の観覧車に乗り込んだ二人。徐々に高度を上げていく密室の中で、眼下には宝石を散りばめたような夜景が広がっていた。
「わぁ……っ! 綺麗……」
「ああ。とても美しいね」
隣に座るギーマの声が、いつもより近く、そして一段と低く響いた。
夜景に夢中になっていたフランが振り返ると、ギーマの空色の瞳が、夜景ではなくフランだけを真っ直ぐに、そしてひどく熱を帯びた眼差しで見つめていた。
「……さて。楽しいデートだったが、そろそろ観覧車も地上に着く。……この意味が、わかるかい?」
ギーマの大きな手が、フランの細い腰をグッと強く引き寄せる。
「ギ、ギーマ、さん……」
「外でのデートの時間は終わりだ。……ここから先は、誰にも邪魔されない、きみとわたしだけの『夜の勝負』の時間だよ」
見上げた彼の瞳には、もう誤魔化しようのない、重く暗い独占欲と情欲が燃え上がっていた。
「迎えの車を呼んである。……きみを甘く喰い尽くすまで、明日の朝まで帰してはあげないよ」
耳元で囁かれた低く甘い声に、フランは抗うことなどできず、ただコクンと小さく頷くことしかできなかった。
勝負師が仕掛けた完璧な盤面は、ついにチェックメイトを迎え、甘く危険な夜の扉が開こうとしていた。
デート当日。待ち合わせ場所であるライモンシティの遊園地前広場で、フランは落ち着きなく何度も周囲を見回していた。
ギーマに「抱く」と宣言された日から、フランの頭の中はずっとこんらん状態だった。何を着ていけばいいのか悩み抜き、最終的に選んだのは、彼の雰囲気に少しでも近づきたくて背伸びをして買った、大人っぽいシックなワンピースだ。
(変じゃないかな。ギーマさんに、子どもっぽいって思われないかな……)
そわそわと服の裾を直していると、ふいに背後からふわりと、冷たく甘い香水の香りが漂ってきた。
「――おや。きょうは一段と、愛らしい小鳥が迷い込んでいるね」
「ひゃうっ!? ギ、ギーマさんっ!」
振り返ったフランの目に飛び込んできたのは、いつもの燕尾服ではなく、仕立ての良い黒のジャケットを羽織った、プライベート仕様のギーマの姿だった。
胸元は少しだけラフに開けられ、大人の色気が隠しきれずに溢れ出ている。もちろん、足元は彼こだわりの「素足に革靴」だ。
「お、お待たせしました……っ! あの、その……私服のギーマさん、すっごく……かっこいいです……っ」
「ありがとう。きみのそのワンピースも、とてもよく似合っているよ。……わたしのために背伸びをしてくれたのが伝わってきて、ひどく愛おしい」
スッ、と。ギーマは流れるような動作でフランの手を取り、その手の甲にチュッと甘いキスを落とした。
「ひゃああっ!?」
街中だというのに、そんな映画のワンシーンのような振る舞いを躊躇いなくやってのける彼に、フランの顔は一瞬で沸騰した。
「さあ、はじめようか。……きみを最高に楽しませるのが、今日のわたしの役割だからね」
そうして始まったデートは、フランにとって夢のように幸せで、そして……最高に心臓に悪いものだった。
ウィンドウショッピングを楽しめば「きみに似合いそうだ」とスマートにアクセサリーをプレゼントされ、ポケモンミュージカルの観劇に行けば、暗がりの中でそっと指を絡められ、肩を抱かれる。
歩くスピードは常にフランに合わせてくれ、人混みでは彼女を守るように腰に手を添えてエスコートしてくれる。
完璧すぎる大人の男の振る舞いに、フランは終始メロメロになりっぱなしだったが――同時に、どうしても『あの宣告』が頭から離れなかった。
(このデートが終わったら、ギーマさんに……だ、だ、抱かれちゃうんだ……っ!)
繋いだ手の熱。腰に添えられた大きな手。彼と視線が合うたびに向けられる、意味ありげな極上の微笑み。
すべてが夜への布石に思えて、フランは時間が経つにつれてどんどん無口になり、がちがちに緊張し始めてしまった。
夕暮れ時。予約してくれていたお洒落なカフェのテラス席で、フランの大好物であるエネココアとガトーショコラを前にしても、彼女のフォークの進みはどこかぎこちなかった。
「……おや。せっかくのガトーショコラなのに、あまり進んでいないようだね」
「えっ!? い、いえっ、すっごく美味しいですっ! 美味しいんですけど……っ」
「ふふ。……きみは本当に、素直で分かりやすくて……愛らしいね」
頬杖をつきながら、ギーマが面白そうに目を細めた。
「ずっとそわそわして、顔を真っ赤にして。……きみの頭の中は今、これから始まる『夜の勝負』のことでいっぱいみたいだ」
「!?こ、こほっ……!」
図星を突かれ、フランは危うくエネココアを吹き出しそうになった。
むせ返りながら真っ赤になるフランを見て、ギーマは低く甘い声で喉を鳴らして笑う。そして、長い腕を伸ばし、フランの口元にほんの少しだけついていたチョコレートのクリームを、自身の親指の腹でスッと拭い取った。
「あっ……」
「緊張するのは悪いことではないが……今はわたしとのデートに集中してくれないと、拗ねてしまうぜ?」
ギーマは、拭い取ったクリームがついた自身の親指を、フランの目の前でゆっくりと艶かしく舐めとってみせた。
「――――っ!!」
(あ、あ、あくタイプの男ぉぉぉぉ……っ!!)
破壊力抜群の行動に、フランの思考回路は完全にショートした。彼の手のひらの上で転がされていると分かっているのに、どうにもならない。この経験豊富でズルい大人の恋人に、自分は到底敵わないのだと思い知らされる。
やがて、太陽が完全に沈み、街にネオンの光が灯り始めた頃。
ライモンシティ名物の観覧車に乗り込んだ二人。徐々に高度を上げていく密室の中で、眼下には宝石を散りばめたような夜景が広がっていた。
「わぁ……っ! 綺麗……」
「ああ。とても美しいね」
隣に座るギーマの声が、いつもより近く、そして一段と低く響いた。
夜景に夢中になっていたフランが振り返ると、ギーマの空色の瞳が、夜景ではなくフランだけを真っ直ぐに、そしてひどく熱を帯びた眼差しで見つめていた。
「……さて。楽しいデートだったが、そろそろ観覧車も地上に着く。……この意味が、わかるかい?」
ギーマの大きな手が、フランの細い腰をグッと強く引き寄せる。
「ギ、ギーマ、さん……」
「外でのデートの時間は終わりだ。……ここから先は、誰にも邪魔されない、きみとわたしだけの『夜の勝負』の時間だよ」
見上げた彼の瞳には、もう誤魔化しようのない、重く暗い独占欲と情欲が燃え上がっていた。
「迎えの車を呼んである。……きみを甘く喰い尽くすまで、明日の朝まで帰してはあげないよ」
耳元で囁かれた低く甘い声に、フランは抗うことなどできず、ただコクンと小さく頷くことしかできなかった。
勝負師が仕掛けた完璧な盤面は、ついにチェックメイトを迎え、甘く危険な夜の扉が開こうとしていた。