宝石の国
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目の前にはテレビの旅番組でしか観たことがないコバルトブルーの海、後ろはこれまた見事な草原。これで青空ならさぞ美しいのだろうが、空は今にも雨が降り出しそうなほど曇っている。
私は 曇天を仰いで、呆然としたまま
「・・・・・どこ?」
――夏休みのある日、友人三人とももち浜へ出かけたのだが、突然立ちくらみに襲われた。もともと貧血体質なのもあるが、夏の時期は食欲不振な夏バテなどの理由によってよくなることなのでいつもの対処法ーー目をつむってしゃがみ込むーーを行ったらあーら不思議!いつのまにやら見知らぬ場所にいた。
(まじでどこなん)
突然見知らぬ場所にきてしまい、不安から涙が溢れてくる。
人の気配も声が聞こえないこの場所でいったいどう生きてやって行けばいいのか。サバイバル経験ゼロの現代っ子な私が生きる術など知るはずがない。ここに友人の一人でもいたら共に手と手を取り合って友情漫画よろしく「一緒にがんばろう!」、お互いを励まし合うのだろうが、私は今一人だ。励ましあう友人は今ここにいない。
「っう、う〝う〝、あ〝あ〝ぁぁぁ」
呻き声みたいな、いや呻き声と言っても過言でもない泣き声をあげる。我ながら女子力の欠片もない。
どれくらい泣いていたのだろうか、〝誰か〝が私の肩に触れた。
反射で振り返ると、キラキラしている黄色の髪をした男の子がいた。男の子はボロボロ涙を流し続ける私に驚愕の表情を向けている。
一方私は私の他に〝人〝がいたことに歓喜し、彼に抱きついた。「えっ!?」って驚いてるけど離すもんか!
これが明とイエローダイヤモンドの出会いであった。
私は 曇天を仰いで、呆然としたまま
「・・・・・どこ?」
――夏休みのある日、友人三人とももち浜へ出かけたのだが、突然立ちくらみに襲われた。もともと貧血体質なのもあるが、夏の時期は食欲不振な夏バテなどの理由によってよくなることなのでいつもの対処法ーー目をつむってしゃがみ込むーーを行ったらあーら不思議!いつのまにやら見知らぬ場所にいた。
(まじでどこなん)
突然見知らぬ場所にきてしまい、不安から涙が溢れてくる。
人の気配も声が聞こえないこの場所でいったいどう生きてやって行けばいいのか。サバイバル経験ゼロの現代っ子な私が生きる術など知るはずがない。ここに友人の一人でもいたら共に手と手を取り合って友情漫画よろしく「一緒にがんばろう!」、お互いを励まし合うのだろうが、私は今一人だ。励ましあう友人は今ここにいない。
「っう、う〝う〝、あ〝あ〝ぁぁぁ」
呻き声みたいな、いや呻き声と言っても過言でもない泣き声をあげる。我ながら女子力の欠片もない。
どれくらい泣いていたのだろうか、〝誰か〝が私の肩に触れた。
反射で振り返ると、キラキラしている黄色の髪をした男の子がいた。男の子はボロボロ涙を流し続ける私に驚愕の表情を向けている。
一方私は私の他に〝人〝がいたことに歓喜し、彼に抱きついた。「えっ!?」って驚いてるけど離すもんか!
これが明とイエローダイヤモンドの出会いであった。