閉じ込めたいほど愛してる
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◆ 夢主視点
拗ねているフロイドを無理矢理こちらに向かせてキスをした。
いつもよりふっくらとした薄い唇に触れて離れる。さっきまでしていた激しさもない。可愛らしいキス。
垂れた目が意表を突かれたように見開いている。その様子にいつもやられているこちらとしてはいい気分。でも、ここで調子に乗ってはいけない。フロイドは何をするか分からないから。とはいえ、反応があるようでない。
「……フロイド?」
呼びかけてみる。それでも瞬きひとつしない。触れたままの頬をムニムニしてみるとやっと反応があったが、ムッと唇がとんがった。
「ずるくね?」
まさかの言葉に首を傾げる。そうしているうちにフロイドの大きな手が頬に触れている手に重なって、そのままギュッと掴まれた。
「こっちは色々我慢してんのになぁんにも分かってねぇ」
フロイドの瞳孔がキュッとなる。よかれと思った行動は全然良くない。むしろ煽ってしまったらしく背中に冷や汗が滲む。これは謝罪をしたところで意味がない。
いつの間にか手は頬から離れてギュッと逃がさないように指が絡まり、顔が間近にまで迫っている。
「責任取れよ」
低い声にあのキスが調子に乗っていたのだと思い知らされた。
* * *
「もう戻って来ないのかと焦ったわ」と言ったのはあたしの代わりを務めてくれたレティシア。本当に申し訳ないことをしてしまった。その代わり色々とレティシアのお願いを訊くことになった。いや、これだけで済んで本当によかったと思う。
「だからって、ようやくできたデートでレティシアのお土産優先って同じことしてね?」
「う゛」
痛いところを着いて来るフロイド。その彼の恰好はナイトレイブンカレッジが地元の共同企画で着ていた特別衣装。貸してもらっていた衣装だと聞いていたけれどどうやって手に入れたのか。
でも、改めてみるとやっぱり似合っているし、髪型も普段とセットが違うためか大人びて見える。
「ヴァネッサ。今のオレの恰好結構好みでしょ」
にんまりと笑うフロイドに図星を突かれる。けど、実際すごく似合っているし素敵なのは事実。
「……まぁ好きよ。いつもと違う特別な感じっていうもあるけれど、似合っている」
素直にそう告げる。だって事実だから。本当に今のフロイドは素敵だから。
チラとフロイドを見ればにやにやとした笑いから、嬉しそうに微笑んでいた。ちょっと目元が赤く見えるのはちょっと照れているのかもしれない。そんな姿はとても可愛い。
「満足?」
「オレを満足させるために言ったの?」
「違う。ほんとうのこと」
念を押して言えばフロイドは本当に嬉しそうな顔をしていた。その姿はいつまでも見ていたものだった。
2025.11.05
拗ねているフロイドを無理矢理こちらに向かせてキスをした。
いつもよりふっくらとした薄い唇に触れて離れる。さっきまでしていた激しさもない。可愛らしいキス。
垂れた目が意表を突かれたように見開いている。その様子にいつもやられているこちらとしてはいい気分。でも、ここで調子に乗ってはいけない。フロイドは何をするか分からないから。とはいえ、反応があるようでない。
「……フロイド?」
呼びかけてみる。それでも瞬きひとつしない。触れたままの頬をムニムニしてみるとやっと反応があったが、ムッと唇がとんがった。
「ずるくね?」
まさかの言葉に首を傾げる。そうしているうちにフロイドの大きな手が頬に触れている手に重なって、そのままギュッと掴まれた。
「こっちは色々我慢してんのになぁんにも分かってねぇ」
フロイドの瞳孔がキュッとなる。よかれと思った行動は全然良くない。むしろ煽ってしまったらしく背中に冷や汗が滲む。これは謝罪をしたところで意味がない。
いつの間にか手は頬から離れてギュッと逃がさないように指が絡まり、顔が間近にまで迫っている。
「責任取れよ」
低い声にあのキスが調子に乗っていたのだと思い知らされた。
* * *
「もう戻って来ないのかと焦ったわ」と言ったのはあたしの代わりを務めてくれたレティシア。本当に申し訳ないことをしてしまった。その代わり色々とレティシアのお願いを訊くことになった。いや、これだけで済んで本当によかったと思う。
「だからって、ようやくできたデートでレティシアのお土産優先って同じことしてね?」
「う゛」
痛いところを着いて来るフロイド。その彼の恰好はナイトレイブンカレッジが地元の共同企画で着ていた特別衣装。貸してもらっていた衣装だと聞いていたけれどどうやって手に入れたのか。
でも、改めてみるとやっぱり似合っているし、髪型も普段とセットが違うためか大人びて見える。
「ヴァネッサ。今のオレの恰好結構好みでしょ」
にんまりと笑うフロイドに図星を突かれる。けど、実際すごく似合っているし素敵なのは事実。
「……まぁ好きよ。いつもと違う特別な感じっていうもあるけれど、似合っている」
素直にそう告げる。だって事実だから。本当に今のフロイドは素敵だから。
チラとフロイドを見ればにやにやとした笑いから、嬉しそうに微笑んでいた。ちょっと目元が赤く見えるのはちょっと照れているのかもしれない。そんな姿はとても可愛い。
「満足?」
「オレを満足させるために言ったの?」
「違う。ほんとうのこと」
念を押して言えばフロイドは本当に嬉しそうな顔をしていた。その姿はいつまでも見ていたものだった。
2025.11.05
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