第五の精霊その後の転生物語
クラスメイトと仲良くなる
わたしは一年のA組に在籍することになった。だがやはり好奇の眼差しが向けられる。仕方ないのはわかるけれど居心地が悪い。どうしようかなと教科書を読むふりをしていたときだった。
「ねぇねぇ。君って雪と緑の国のお姫様だよね?」
「え」
甘く柔らかでいてまだ高さの残る声に顔をあげる。目の前に明るいオレンジ色の髪を持って、お父様とアナによく似た瞳の色を持った男の子がいた。
男の子は甘い声によく似合う甘い顔立ちに人懐っこい笑みを浮かべた。
「やっほ。オレはケイト・ダイヤモンド。ハーツラビュル寮だよ」
「あ、えっと、わたしはエルサよ。オクタヴィネル寮所属よ」
「ふふ。知ってる~」
「ね、隣座っていい?」と訊ねて来るケイトにわたしは嬉しくなった。「ええ。いいわ」と答えるとケイトは「やったぁ!」と悪戯っぽく言って隣に座った。
今まで同じ年頃の男の子と話す機会が少なかった。触れ合いそうになる距離に緊張するけれどケイトの雰囲気がすぐに緊張を解いてくれた。とても親しみが湧く男の子だった。
「輝石の国! わたしも一度お父様と一緒に行ったことがあるわ」
「おお。やっぱり旅行っていうか外交みたいになる感じ?」
「ええ。そうなるわね。他にも薔薇の王国と夕焼けの草原に熱砂の国にも行ったことがあるわ」
「へぇ~いいなぁ~」
授業が終わった後もお喋りをしてケイトはわたしのお友達第一号になった。わたしの中でだけど……もしかしたらただ単に今だけの興味かもしれないけれど。そうならないように頑張ろうと思うわ。
「エルサちゃんは一人で移動大丈夫?」
「一応……でも、その」
「あんまり動くなって感じ?」
「うん……」
頷くとなら「ケーくんがお供もするよ!」と言ってくれた。それにわたしは目を輝かせる。
「いいの? あ、でも、ほらケイトもお友達が、取っている授業もあるし」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ……それにエルサちゃんの方が危ないしさ」
「オレがナイトになるよ」とウィンクを投げかけるケイト。ナイトという言葉に深い意味がないだろうがわたしの国では告白の一種で熱が込み上げる。
「や、やだわ。ケイト」
「え~冗談じゃないよ。てか、エルサちゃん、肌が白いから真っ赤なのバレバレ」
可愛いね、と気軽に言うケイトから思わず離れて教科書で顔を隠す。これはきっとケイトなりの交流法なのだろうけれど。照れくさいし気恥ずかしい。
「も、もう、本当にやめて!」
「はい、は~い」
こうしてわたしの中で親しいと呼べる男の子第一号が出来た。そして、二年次に進級しても友達としていてくれてことに嬉しかった。
わたしは一年のA組に在籍することになった。だがやはり好奇の眼差しが向けられる。仕方ないのはわかるけれど居心地が悪い。どうしようかなと教科書を読むふりをしていたときだった。
「ねぇねぇ。君って雪と緑の国のお姫様だよね?」
「え」
甘く柔らかでいてまだ高さの残る声に顔をあげる。目の前に明るいオレンジ色の髪を持って、お父様とアナによく似た瞳の色を持った男の子がいた。
男の子は甘い声によく似合う甘い顔立ちに人懐っこい笑みを浮かべた。
「やっほ。オレはケイト・ダイヤモンド。ハーツラビュル寮だよ」
「あ、えっと、わたしはエルサよ。オクタヴィネル寮所属よ」
「ふふ。知ってる~」
「ね、隣座っていい?」と訊ねて来るケイトにわたしは嬉しくなった。「ええ。いいわ」と答えるとケイトは「やったぁ!」と悪戯っぽく言って隣に座った。
今まで同じ年頃の男の子と話す機会が少なかった。触れ合いそうになる距離に緊張するけれどケイトの雰囲気がすぐに緊張を解いてくれた。とても親しみが湧く男の子だった。
「輝石の国! わたしも一度お父様と一緒に行ったことがあるわ」
「おお。やっぱり旅行っていうか外交みたいになる感じ?」
「ええ。そうなるわね。他にも薔薇の王国と夕焼けの草原に熱砂の国にも行ったことがあるわ」
「へぇ~いいなぁ~」
授業が終わった後もお喋りをしてケイトはわたしのお友達第一号になった。わたしの中でだけど……もしかしたらただ単に今だけの興味かもしれないけれど。そうならないように頑張ろうと思うわ。
「エルサちゃんは一人で移動大丈夫?」
「一応……でも、その」
「あんまり動くなって感じ?」
「うん……」
頷くとなら「ケーくんがお供もするよ!」と言ってくれた。それにわたしは目を輝かせる。
「いいの? あ、でも、ほらケイトもお友達が、取っている授業もあるし」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ……それにエルサちゃんの方が危ないしさ」
「オレがナイトになるよ」とウィンクを投げかけるケイト。ナイトという言葉に深い意味がないだろうがわたしの国では告白の一種で熱が込み上げる。
「や、やだわ。ケイト」
「え~冗談じゃないよ。てか、エルサちゃん、肌が白いから真っ赤なのバレバレ」
可愛いね、と気軽に言うケイトから思わず離れて教科書で顔を隠す。これはきっとケイトなりの交流法なのだろうけれど。照れくさいし気恥ずかしい。
「も、もう、本当にやめて!」
「はい、は~い」
こうしてわたしの中で親しいと呼べる男の子第一号が出来た。そして、二年次に進級しても友達としていてくれてことに嬉しかった。