かがやける日々の正体
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かがやける日々の正体・4
想像していた以上に初夜を寝落ちしたことに落ち込む妻。それほどレオナと過ごす初夜を待ち望んでいたとは全く思っていなかった。むしろ、彼女は初夜を王子妃の勤めの一環とおさえ思っていると思ったがどうやらレオナの見当違いだった。
ジェマはただ結婚したその日の夜。結ばれた特別な夜をレオナと過ごしたかったと言う。
まさか、まさかの、言葉になんともむず痒い愛おしいという気持ちが込み上げる。同時そのようにレオナを、自分を大切にしてくれる彼女の願いを叶えたくなった。
とはいえ、レオナは他よりぐんと魔力は高いがあの忌々しいトカゲことマレウスのように時をどうこうするほどの魔力は持っていない。いや、上手くすればどうにかこうにかできるかもしれないが流石に巻き戻すことはできない。
「結婚式の夜はもう終わってしまいました」
「ああ。だが、まだ特別な夜はいくらかあるだろ」
特別、というのは案外簡単に作れるものだとレオナは思っている。確かに、結婚式を行った夜という特別はもう得られないがまだ作ることはできる
「お前が望む結婚した夜は無理だが、お前やオレが特別だろ思えは特別だろ」
レオナの言葉にジェマは目を丸くさせた。それからふと目じりを緩めて「それはそうですね」と笑った。その柔く緩んだ目尻にキスをしてそのまま頬を辿る。
彼女はくすぐったそうに肩を揺らすと緩やかに身体を動かしていく。その慣れた動きに密かに笑いつつ身体を起こして上体だけ覆いかぶさる。
額にキスをひとつ、鼻にひとつ、最後に柔らかな唇に。
重なった唇をゆっくりと離れていく。そっと瞼を上げたジェマの瞳を見つめながら「新婚旅行の一日目にでもするか?」と問いかける。
すると、彼女の瞳は輝きが増して「いいですね」と答えた。
「なら、その日が俺たちの〝初夜〟だな」
そう言ってもう一度彼女を深く抱き込んで横になった。
今日の朝はまだまだ終わらない。
**タイトル**
お題配布サイト『エナメル』様から
お題『砂礫、またたき、宝石』より抜粋
2023.09.23
想像していた以上に初夜を寝落ちしたことに落ち込む妻。それほどレオナと過ごす初夜を待ち望んでいたとは全く思っていなかった。むしろ、彼女は初夜を王子妃の勤めの一環とおさえ思っていると思ったがどうやらレオナの見当違いだった。
ジェマはただ結婚したその日の夜。結ばれた特別な夜をレオナと過ごしたかったと言う。
まさか、まさかの、言葉になんともむず痒い愛おしいという気持ちが込み上げる。同時そのようにレオナを、自分を大切にしてくれる彼女の願いを叶えたくなった。
とはいえ、レオナは他よりぐんと魔力は高いがあの忌々しいトカゲことマレウスのように時をどうこうするほどの魔力は持っていない。いや、上手くすればどうにかこうにかできるかもしれないが流石に巻き戻すことはできない。
「結婚式の夜はもう終わってしまいました」
「ああ。だが、まだ特別な夜はいくらかあるだろ」
特別、というのは案外簡単に作れるものだとレオナは思っている。確かに、結婚式を行った夜という特別はもう得られないがまだ作ることはできる
「お前が望む結婚した夜は無理だが、お前やオレが特別だろ思えは特別だろ」
レオナの言葉にジェマは目を丸くさせた。それからふと目じりを緩めて「それはそうですね」と笑った。その柔く緩んだ目尻にキスをしてそのまま頬を辿る。
彼女はくすぐったそうに肩を揺らすと緩やかに身体を動かしていく。その慣れた動きに密かに笑いつつ身体を起こして上体だけ覆いかぶさる。
額にキスをひとつ、鼻にひとつ、最後に柔らかな唇に。
重なった唇をゆっくりと離れていく。そっと瞼を上げたジェマの瞳を見つめながら「新婚旅行の一日目にでもするか?」と問いかける。
すると、彼女の瞳は輝きが増して「いいですね」と答えた。
「なら、その日が俺たちの〝初夜〟だな」
そう言ってもう一度彼女を深く抱き込んで横になった。
今日の朝はまだまだ終わらない。
**タイトル**
お題配布サイト『エナメル』様から
お題『砂礫、またたき、宝石』より抜粋
2023.09.23
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