かがやける日々の正体
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◆ レオナ視点
結婚式が終わった。準備から当日まで実に面倒くさかった。当時、次期国王であった兄夫婦の結婚式も相当怠かった。自分は王弟でだから兄夫婦ほどでもないと思った。実際兄たちよりは手順が簡易的だったが――それでもめんどくさい儀式が多かった。だが、ジェマのウェディングドレスが見られただけよしとするか。
とはいえ、レオナも流石に疲れた。疲れたというのにまだ今日やることがある。
侍女たちが結婚式の準備と同じぐらい気合を入れていた。ジェマに対してなら分かるがどうして自分までと思いながら侍女たちの好きにさせた。
やり切った侍女たちに見送られレオナは少し疲れた足取りで共同寝室へと向かう。
どうやらこれも順番があるらしく夫は妻の後になる。つまり、すでに部屋にはジェマがいる。きっとレオナの準備をした侍女たち以上に張りきった侍女に準備されただろう。
今日は結婚式を終えた夫婦が初めて迎える夜。いわゆる〝初夜〟だ。
だが、レオナは妻となった彼女を抱く予定はなかった。なにせ王族としての結婚式を挙げた夜だ。いくら体力も気力もあるジェマでもきっと限界だろう。下手をしたら最中に寝てしまうかもしれない。そんな空しい夜があってたまるかという話だ。
そもそも昔と違って今日ちゃんとセックスしろという習慣はもうない。何よりレオナとジェマはすでに肌を重ねた仲であり、別に今日しなければいけないという話ではない。
今日という日は確かに特別ではあるが無理は禁物。そもそもレオナもやっぱり抱けるかといったら怪しいほどには疲れている。
――あいつも分からねぇわけじゃねぇだろ。
話せば多分並んでそのまま眠れるはず。大丈夫だろう、とレオナは疲れた足取りでほぼ人気のない廊下を一人歩き続けた。
レオナは話をしてそのままジェマと並んで寝るつもりだった。つもりだったが――。
「先に寝ちまったか……」
座ったまま上体を倒して寝ている妻がいた。すぅすぅと気持ちよさそうに寝息を零している。その様子にレオナは少しだけ気が抜けたと同時にやっぱり疲れていたのかと思った。
はぁ、とため息を洩らしてレオナは彼女の身体を起こさぬように抱き上げる。
気配に敏いジェマは起きることなく深く眠ったままだった。それに安心しつつベッドに横に寝かす。
起きる気配のない彼女を見ながらレオナも横に身体を滑り込ませる。
すぅすぅと眠るジェマはやっぱり眠って起きる気配がない。屋敷に戻って僅かに見せていた疲れは見られない。
明日はどうせ色々免除されている日だ。ゆっくりと寝ていようと思って目を閉じた。
結婚式が終わった。準備から当日まで実に面倒くさかった。当時、次期国王であった兄夫婦の結婚式も相当怠かった。自分は王弟でだから兄夫婦ほどでもないと思った。実際兄たちよりは手順が簡易的だったが――それでもめんどくさい儀式が多かった。だが、ジェマのウェディングドレスが見られただけよしとするか。
とはいえ、レオナも流石に疲れた。疲れたというのにまだ今日やることがある。
侍女たちが結婚式の準備と同じぐらい気合を入れていた。ジェマに対してなら分かるがどうして自分までと思いながら侍女たちの好きにさせた。
やり切った侍女たちに見送られレオナは少し疲れた足取りで共同寝室へと向かう。
どうやらこれも順番があるらしく夫は妻の後になる。つまり、すでに部屋にはジェマがいる。きっとレオナの準備をした侍女たち以上に張りきった侍女に準備されただろう。
今日は結婚式を終えた夫婦が初めて迎える夜。いわゆる〝初夜〟だ。
だが、レオナは妻となった彼女を抱く予定はなかった。なにせ王族としての結婚式を挙げた夜だ。いくら体力も気力もあるジェマでもきっと限界だろう。下手をしたら最中に寝てしまうかもしれない。そんな空しい夜があってたまるかという話だ。
そもそも昔と違って今日ちゃんとセックスしろという習慣はもうない。何よりレオナとジェマはすでに肌を重ねた仲であり、別に今日しなければいけないという話ではない。
今日という日は確かに特別ではあるが無理は禁物。そもそもレオナもやっぱり抱けるかといったら怪しいほどには疲れている。
――あいつも分からねぇわけじゃねぇだろ。
話せば多分並んでそのまま眠れるはず。大丈夫だろう、とレオナは疲れた足取りでほぼ人気のない廊下を一人歩き続けた。
レオナは話をしてそのままジェマと並んで寝るつもりだった。つもりだったが――。
「先に寝ちまったか……」
座ったまま上体を倒して寝ている妻がいた。すぅすぅと気持ちよさそうに寝息を零している。その様子にレオナは少しだけ気が抜けたと同時にやっぱり疲れていたのかと思った。
はぁ、とため息を洩らしてレオナは彼女の身体を起こさぬように抱き上げる。
気配に敏いジェマは起きることなく深く眠ったままだった。それに安心しつつベッドに横に寝かす。
起きる気配のない彼女を見ながらレオナも横に身体を滑り込ませる。
すぅすぅと眠るジェマはやっぱり眠って起きる気配がない。屋敷に戻って僅かに見せていた疲れは見られない。
明日はどうせ色々免除されている日だ。ゆっくりと寝ていようと思って目を閉じた。