4コマ世界シリーズ
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「ねーキティちゃんは竜崎にチョコあげないの?」
「チョコ…ですか?」
休憩中に突然そんなことを言われたナマエはキョトンと松田を見る。松田もキョトンとナマエを見返した。
「えっ?あれっ?キティちゃんくらいの年頃の女の子ってこういうの好きなのかと…」
「チョコレートですか?好きですけど」
「あ、いや、そっちじゃなくて…あれ…外国じゃバレンタインとかやらない?」
「バレンタイン?ああ、今日バレンタインか」
カレンダーで日付を確認したナマエはのんびりと言って抱えていたボウルからブルーベリーを鷲掴むと頬張った。
「バレンタインってあんまり意識したことなかったですねえ」
「そうなんだ、てっきり手作りチョコレートとか用意するのかと…」
「手作りチョコレート?日本では手作りチョコレートをバレンタインに作るんですか?」
「あっこれ日本独特な感じ!?女の子が好きな男の子にチョコレートあげるんだよ!その時に告白なんかしちゃったりして…手作りチョコを頑張って作って…」
「はぁ〜〜面白いですね、なんで手作りチョコレート…素人の手作りとか食べるの怖くないですか?」
「あ、そういうこと言っちゃう?」
僕はキティちゃんがチョコ作ってくれたら嬉しいけどな〜と零した松田に今迄こちらに見向きもしなかった竜崎が光の速度で振り向いた。
「なんで松田さんが貰える前提なんですか?貰えませんよ一生」
「ウワッ圧がすごい!そんな怖い顔で言わなくても…例えですよ例え…」
「例えだとしても荒唐無稽です」
「そんなぁ…まあ竜崎普段からチョコ食べ放題だしキティちゃんはチョコじゃなくて果物ばっかだし、キティちゃんから竜崎にチョコレートあげることないか…」
菓子と果物を頬張る二人を交互に眺めながらしみじみと言った松田は、二人とも身体に悪そう、と本音を漏らした。
「…お言葉ですが。フルーツはメンタルや脳機能の改善に役立つものが多いですし…その中でもブルーベリーは最強と言われていて脳の炎症を強力に抑えたり、ドーパミン生成をサポートしてくれたり…」
「うわ出たキティちゃんの知識披露タイム!!」
彼女のスイッチを押してしまった松田は話をそらさんと竜崎の方へ顔を向けた。
「二人は今迄バレンタインどうしてたんです?チョコレートじゃないなら」
「プライベートな質問はご遠慮下さい」
「えっ冷たいな!?普段あんなにいちゃいちゃしてるくせに!?」
「いちゃいちゃなんてしてません!!!!」
「いやしてるだろ」
松田のくだらない質問をバッサリ斬った竜崎と、それを非難する松田、顔を赤らめて抗議するナマエ、冷静なツッコミを入れる月。
いつも通りワイワイし出した若者組を注意しようか、いやしかし休憩中だし…と年長組が遠くから見つめる。
若者組の間では、バレンタインの告白文句について議題がすり替わりヒートアップしていた。
「ライトくんは歯の浮くようなセリフ得意そうですよね、何股もしてますし」
「人聞きの悪いことを言うな竜崎」
「あー…」
「納得した顔するなドヌーヴ。日本人の僕より君らの方がそういうのは得意なんじゃないか?」
「確かに!本場(?)の口説き文句聞きたい!」
月の煽りに乗っかる松田。
ふむ、と親指を噛んだ竜崎が真顔のままナマエを見つめて口を開いた。
「If you ask me how much I love you, count the stars…It is as countless and endless like them.(もし私がどれくらい愛してるか聞くならば、星の数を数えてみて…星の数のように数え切れないくらい、終わりがないくらい愛してるので。)」
「…Do you know which is the most beautiful place in this entire world? Its the warmth of your arms that helps me find solace.(この世界中で最も素敵な場所はどこだかわかる? それはね、いつも私を助けてくれて安らげるあなたの腕の中だよ)」
「……You are really driving me crazy…」
「やった、私の勝ち」
「えっえっ?待って待って日本語で言って!」
真顔のまま歯の浮くような口説き文句を囁いた竜崎に、可愛らしく小首を傾げて上目遣いで告げ、最後ににっこり天使の笑みを浮かべた少女。心の底から悔しそうな声を絞り出した竜崎は立てた膝に顔を埋めてしまった。
もう一回!日本語で!と二人に懇願する松田を見ながら、二人ともなんてすらすら砂吐くほど甘い言葉を…と外国文化に感心する月。
あの負けず嫌いの竜崎を簡単に負かしてしまった少女を、世界最強はこの女なのでは…と恐ろしく思いながらほら休憩は終わりだ、と手を叩いた。
「You are really driving me crazy」”君は僕をめちゃくちゃにする。”
めちゃくちゃに夢中にさせるくらい好きだよ。という意味です。
「チョコ…ですか?」
休憩中に突然そんなことを言われたナマエはキョトンと松田を見る。松田もキョトンとナマエを見返した。
「えっ?あれっ?キティちゃんくらいの年頃の女の子ってこういうの好きなのかと…」
「チョコレートですか?好きですけど」
「あ、いや、そっちじゃなくて…あれ…外国じゃバレンタインとかやらない?」
「バレンタイン?ああ、今日バレンタインか」
カレンダーで日付を確認したナマエはのんびりと言って抱えていたボウルからブルーベリーを鷲掴むと頬張った。
「バレンタインってあんまり意識したことなかったですねえ」
「そうなんだ、てっきり手作りチョコレートとか用意するのかと…」
「手作りチョコレート?日本では手作りチョコレートをバレンタインに作るんですか?」
「あっこれ日本独特な感じ!?女の子が好きな男の子にチョコレートあげるんだよ!その時に告白なんかしちゃったりして…手作りチョコを頑張って作って…」
「はぁ〜〜面白いですね、なんで手作りチョコレート…素人の手作りとか食べるの怖くないですか?」
「あ、そういうこと言っちゃう?」
僕はキティちゃんがチョコ作ってくれたら嬉しいけどな〜と零した松田に今迄こちらに見向きもしなかった竜崎が光の速度で振り向いた。
「なんで松田さんが貰える前提なんですか?貰えませんよ一生」
「ウワッ圧がすごい!そんな怖い顔で言わなくても…例えですよ例え…」
「例えだとしても荒唐無稽です」
「そんなぁ…まあ竜崎普段からチョコ食べ放題だしキティちゃんはチョコじゃなくて果物ばっかだし、キティちゃんから竜崎にチョコレートあげることないか…」
菓子と果物を頬張る二人を交互に眺めながらしみじみと言った松田は、二人とも身体に悪そう、と本音を漏らした。
「…お言葉ですが。フルーツはメンタルや脳機能の改善に役立つものが多いですし…その中でもブルーベリーは最強と言われていて脳の炎症を強力に抑えたり、ドーパミン生成をサポートしてくれたり…」
「うわ出たキティちゃんの知識披露タイム!!」
彼女のスイッチを押してしまった松田は話をそらさんと竜崎の方へ顔を向けた。
「二人は今迄バレンタインどうしてたんです?チョコレートじゃないなら」
「プライベートな質問はご遠慮下さい」
「えっ冷たいな!?普段あんなにいちゃいちゃしてるくせに!?」
「いちゃいちゃなんてしてません!!!!」
「いやしてるだろ」
松田のくだらない質問をバッサリ斬った竜崎と、それを非難する松田、顔を赤らめて抗議するナマエ、冷静なツッコミを入れる月。
いつも通りワイワイし出した若者組を注意しようか、いやしかし休憩中だし…と年長組が遠くから見つめる。
若者組の間では、バレンタインの告白文句について議題がすり替わりヒートアップしていた。
「ライトくんは歯の浮くようなセリフ得意そうですよね、何股もしてますし」
「人聞きの悪いことを言うな竜崎」
「あー…」
「納得した顔するなドヌーヴ。日本人の僕より君らの方がそういうのは得意なんじゃないか?」
「確かに!本場(?)の口説き文句聞きたい!」
月の煽りに乗っかる松田。
ふむ、と親指を噛んだ竜崎が真顔のままナマエを見つめて口を開いた。
「If you ask me how much I love you, count the stars…It is as countless and endless like them.(もし私がどれくらい愛してるか聞くならば、星の数を数えてみて…星の数のように数え切れないくらい、終わりがないくらい愛してるので。)」
「…Do you know which is the most beautiful place in this entire world? Its the warmth of your arms that helps me find solace.(この世界中で最も素敵な場所はどこだかわかる? それはね、いつも私を助けてくれて安らげるあなたの腕の中だよ)」
「……You are really driving me crazy…」
「やった、私の勝ち」
「えっえっ?待って待って日本語で言って!」
真顔のまま歯の浮くような口説き文句を囁いた竜崎に、可愛らしく小首を傾げて上目遣いで告げ、最後ににっこり天使の笑みを浮かべた少女。心の底から悔しそうな声を絞り出した竜崎は立てた膝に顔を埋めてしまった。
もう一回!日本語で!と二人に懇願する松田を見ながら、二人ともなんてすらすら砂吐くほど甘い言葉を…と外国文化に感心する月。
あの負けず嫌いの竜崎を簡単に負かしてしまった少女を、世界最強はこの女なのでは…と恐ろしく思いながらほら休憩は終わりだ、と手を叩いた。
「You are really driving me crazy」”君は僕をめちゃくちゃにする。”
めちゃくちゃに夢中にさせるくらい好きだよ。という意味です。
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