名探偵のお気に入り
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Light Yagami…こいつもLなのか。しかも神 まで入っている。
Lから警察関係者資料を渡されてパラパラと眺めていた私は眉をしかめた。夜神月という字面の正直な第一印象。
もしこいつがキラだとしたらLの相手として運命的な名前過ぎる。二人の神 の戦い。そこに入り込める気がしなくて私は嫌々と頭を振った。
「? どうしたんですナマエ」
「…別に。こいつの名前嫌いだなと思って」
素直に零せば事件とは何も関係ない意見に面食らったような顔をしたLがシパシパ目を瞬かせ、指を咥えたまま「困りましたね、そんな可愛い事を言われては」と全く困っていない顔で言った。
私が何を考えて発言したかなんてお見通しなんだ。
我ながらくだらないことで気分を害した自覚はあれど、お前など蚊帳の外だと言われているような気持ちになり、嫌な字面を追いやるように資料を放った。
「可愛いヤキモチ焼いてくれて嬉しいです」
「…ヤキモチではない」
抱き締められて鼻先を頰に擦り寄せられ、されるがままになっていると、いつまでも不貞腐れている私に少し笑ったLが耳元に口を寄せた。
「心配しなくても、もう一人の"L"は貴女だけですよ」
…ああ、エルは魔法使いだ。
たったそれだけ吹き込まれただけでこんなにもすぅっと気持ちが晴れるのだから。
Lから警察関係者資料を渡されてパラパラと眺めていた私は眉をしかめた。夜神月という字面の正直な第一印象。
もしこいつがキラだとしたらLの相手として運命的な名前過ぎる。二人の
「? どうしたんですナマエ」
「…別に。こいつの名前嫌いだなと思って」
素直に零せば事件とは何も関係ない意見に面食らったような顔をしたLがシパシパ目を瞬かせ、指を咥えたまま「困りましたね、そんな可愛い事を言われては」と全く困っていない顔で言った。
私が何を考えて発言したかなんてお見通しなんだ。
我ながらくだらないことで気分を害した自覚はあれど、お前など蚊帳の外だと言われているような気持ちになり、嫌な字面を追いやるように資料を放った。
「可愛いヤキモチ焼いてくれて嬉しいです」
「…ヤキモチではない」
抱き締められて鼻先を頰に擦り寄せられ、されるがままになっていると、いつまでも不貞腐れている私に少し笑ったLが耳元に口を寄せた。
「心配しなくても、もう一人の"L"は貴女だけですよ」
…ああ、エルは魔法使いだ。
たったそれだけ吹き込まれただけでこんなにもすぅっと気持ちが晴れるのだから。