短編
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だからきらい
満員電車はだからきらい
満員電車はチカンがいるからだからきらい
なんであたしが我慢しなくちゃいけないの
ねぇ おっさん
たのしいですか
あたしのおしりさわってたのしいですか
ぶんなぐってやりたい
でもこわくて声もでない
なに考えてるかわかんないから
なにされるかわかんないから
いつまでさわってるんだ
はやくドアよあいて
これだから通勤快速は
もっとひんぱんに駅に止まって ドアがあいたら移動もできるのに
身動きもとれず 文句も言えず
どんどんエスカレートしてく手のうごきに ただたえるだけ
「おい、おっさん何してんだよ」
あたしからきもちわるい手がはなれる
あたしを撫で撫でしてた手は 男の子につかまれて
おっさんは なんのはなしだ とかしらばっくれてたけど
「チカンしといて何弁解してんだよ、次の駅で降りろよ」
ドアがあいて ちょうど駅員さんの立ってるところで
男の子はおっさんの駅員さんに突き出した
ただひとこと チカン って言って
「大丈夫か?」
しんぱいそうにのぞきこまれる
あたしはうなづくことしかできなくて
ねぇ
その服 うちの制服だよね?
じゃあまたあえるよね
学校のもより駅で そのままおりてっちゃって おれいがいえなかったけど
今度あったときは ちゃんとおれいがいいたい
ありがとうって
あなたのなまえはししどりょう
てにすぶのれぎゅらー さんねんせい
あたしはとつぜんこいにおちた