短編
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「おっはよー!」
「え、なにどしたの名前」
今日は学校がない。
土曜の朝から部活もないのに学校に来てるあたしに驚いたように裕太が近づいてくる。
テニス部のジャージを着て、ちょっと汗かいた裕太はなんかきらきらしてる。
なんて、あたしのビジョンだからかもしれないけど。
「はい、あげる」
「え、何…チョコレート?」
実はあたし、バレンタインという一大イベントの日に風邪を引いて休むという失態を犯してしまったのだ。
次の日は元気に登校したが、一日遅れってのも微妙だし、どうせなら、と今日まで引き伸ばした。
だって、今日は、誕生日だから。裕太の。
「たんじょーびとバレンタインですー」
「わー合同かよ」
嫌味ったらしく反論するものの嬉しそうな裕太が微笑ましい。
彼のために甘めのチョコ。
早速中身を取り出して口に入れる。
「…苦…」
嘘だろオイ!
すごく甘くしたはずなのに!
「え、なにそれジョーク?」
「いや、普通に苦いし」
「普通じゃねぇよ!カレーの王子様食べて「辛い」って言うんだろお前!」
「さすがに言わねぇよ!バーモン●カレーは甘口でも辛いけど!」
「辛くねぇよ!リンゴと蜂蜜入ってんだぞアレ!!」
どこまで甘党なんだ…
きっとこいつは緑茶とかにもガムシロを入れるに違いない。
「ごめんなさいね苦いもん渡してー」
「別にまずいわけじゃない」
「でもお姉さんの手作りには敵わないんでしょ」
裕太のお姉さんもお母さんも料理やお菓子作りが得意らしい。
ハローウィンのかぼちゃパイは絶品だった。
そんな味の中で育ったこいつに手作りを渡したあたしがバカだったのかもしれない。
「うまいって」
「苦いのに?」
「…口直しすればいいだろ」
触れるだけのキス
すばやく的確に唇を奪われ。
「「口直し」ってまずいもの食った時に使うんだよ」
「じゃあ「甘さ調節」のためにもう一度」
裕太のキスはいつも甘い
でも裕太曰く甘いのはあたしの方らしい
「お返しは三倍返しで」
「これ誕生日プレゼントじゃねぇの?!」
「半分バレンタインだもの」
「半分なら1.5倍返しだろー」
「せこいこと言わないの」
「せこいのはどっちだよ」
困ったように笑う貴方が愛しい
誕生日おめでとう
「え、なにどしたの名前」
今日は学校がない。
土曜の朝から部活もないのに学校に来てるあたしに驚いたように裕太が近づいてくる。
テニス部のジャージを着て、ちょっと汗かいた裕太はなんかきらきらしてる。
なんて、あたしのビジョンだからかもしれないけど。
「はい、あげる」
「え、何…チョコレート?」
実はあたし、バレンタインという一大イベントの日に風邪を引いて休むという失態を犯してしまったのだ。
次の日は元気に登校したが、一日遅れってのも微妙だし、どうせなら、と今日まで引き伸ばした。
だって、今日は、誕生日だから。裕太の。
「たんじょーびとバレンタインですー」
「わー合同かよ」
嫌味ったらしく反論するものの嬉しそうな裕太が微笑ましい。
彼のために甘めのチョコ。
早速中身を取り出して口に入れる。
「…苦…」
嘘だろオイ!
すごく甘くしたはずなのに!
「え、なにそれジョーク?」
「いや、普通に苦いし」
「普通じゃねぇよ!カレーの王子様食べて「辛い」って言うんだろお前!」
「さすがに言わねぇよ!バーモン●カレーは甘口でも辛いけど!」
「辛くねぇよ!リンゴと蜂蜜入ってんだぞアレ!!」
どこまで甘党なんだ…
きっとこいつは緑茶とかにもガムシロを入れるに違いない。
「ごめんなさいね苦いもん渡してー」
「別にまずいわけじゃない」
「でもお姉さんの手作りには敵わないんでしょ」
裕太のお姉さんもお母さんも料理やお菓子作りが得意らしい。
ハローウィンのかぼちゃパイは絶品だった。
そんな味の中で育ったこいつに手作りを渡したあたしがバカだったのかもしれない。
「うまいって」
「苦いのに?」
「…口直しすればいいだろ」
触れるだけのキス
すばやく的確に唇を奪われ。
「「口直し」ってまずいもの食った時に使うんだよ」
「じゃあ「甘さ調節」のためにもう一度」
裕太のキスはいつも甘い
でも裕太曰く甘いのはあたしの方らしい
「お返しは三倍返しで」
「これ誕生日プレゼントじゃねぇの?!」
「半分バレンタインだもの」
「半分なら1.5倍返しだろー」
「せこいこと言わないの」
「せこいのはどっちだよ」
困ったように笑う貴方が愛しい
誕生日おめでとう