短編
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「ずいぶんたくさん貰ったね」
「キヨ人気者ですから☆」
あきらかに不機嫌そうな名前ちゃん。
喜んでいいのか微妙だけど妬いてる…んだよね?
「名前ちゃんからはないのー」
「ない」
うっわ 即答…
ちょっと凹んでるとチラと視線が。
「…ホントはあるんでしょ?」
「自惚れるのもいい加減にしたら?ないもんはない」
「マジで?」
「うん」
ほんとに何もないんだ…
そんなぁ、なんか欲しいってわけじゃないけど、悲しい…。
いろんな女の子にいろいろもらって
でも、一番欲しい人からはなんにもなし。
これ、もらわなかったら名前ちゃんからもらえたのかな。
他の子に貰ってへらへらしてるからいけないのかな。
「ねー今日何の日か知ってるよねー?」
「勤労感謝の日の2日後。」
「そうじゃなくてー ここまで貰ってたらわかるでしょ!」
「…用意してないよ」
「モノがなくてもおめでとーの一言くらい言ってくれてもいーんじゃない?」
「んじゃ持ち前のラッキーで言わせてみたら?」
そんな頑なになんなくったっていいんじゃない?
たったの11文字じゃんか
おたんじょうびおめでとう って
両手に抱えきれないほどの包み。
みんなの笑顔と祝いの言葉とともに渡された包み。
でもこういう目に見えるものじゃなくてもいいから、なんでもいいから、今隣にいるキミからなにか、欲しいんだよねえ。
「名前ちゃんのいじわる」
「なんでよ」
「もうキヨ泣いちゃうー」
「泣けば」
「…死んでやる」
「死ねば?」
「えっ?!」
あんまりさらりというから
ショックよりも先にびっくりして
勢いよく横を向いたらドアップ
唇に かすかに一瞬 感触
「ラッキー千石はそんなんじゃ死なないと思う」
「…幸せすぎて死ねる」
「それもったいないよ」
ちょっと赤くなって笑う名前ちゃんがかわいくてかわいくて
ごめんね 女の子たち
綺麗な包みは床に散らばって
「落ちたよ」
「うん」
「苦しいんだけど」
「抱きしめられて窒息死とか超幸せじゃない?」
「どこが」
「好き」
「…」
「好き好き好きー」
「ウザい」
「またまたー照れ屋さんなんだから」
「…キヨ」
「ん?」
「…おたんじょびオメデト。」
「キヨ人気者ですから☆」
あきらかに不機嫌そうな名前ちゃん。
喜んでいいのか微妙だけど妬いてる…んだよね?
「名前ちゃんからはないのー」
「ない」
うっわ 即答…
ちょっと凹んでるとチラと視線が。
「…ホントはあるんでしょ?」
「自惚れるのもいい加減にしたら?ないもんはない」
「マジで?」
「うん」
ほんとに何もないんだ…
そんなぁ、なんか欲しいってわけじゃないけど、悲しい…。
いろんな女の子にいろいろもらって
でも、一番欲しい人からはなんにもなし。
これ、もらわなかったら名前ちゃんからもらえたのかな。
他の子に貰ってへらへらしてるからいけないのかな。
「ねー今日何の日か知ってるよねー?」
「勤労感謝の日の2日後。」
「そうじゃなくてー ここまで貰ってたらわかるでしょ!」
「…用意してないよ」
「モノがなくてもおめでとーの一言くらい言ってくれてもいーんじゃない?」
「んじゃ持ち前のラッキーで言わせてみたら?」
そんな頑なになんなくったっていいんじゃない?
たったの11文字じゃんか
おたんじょうびおめでとう って
両手に抱えきれないほどの包み。
みんなの笑顔と祝いの言葉とともに渡された包み。
でもこういう目に見えるものじゃなくてもいいから、なんでもいいから、今隣にいるキミからなにか、欲しいんだよねえ。
「名前ちゃんのいじわる」
「なんでよ」
「もうキヨ泣いちゃうー」
「泣けば」
「…死んでやる」
「死ねば?」
「えっ?!」
あんまりさらりというから
ショックよりも先にびっくりして
勢いよく横を向いたらドアップ
唇に かすかに一瞬 感触
「ラッキー千石はそんなんじゃ死なないと思う」
「…幸せすぎて死ねる」
「それもったいないよ」
ちょっと赤くなって笑う名前ちゃんがかわいくてかわいくて
ごめんね 女の子たち
綺麗な包みは床に散らばって
「落ちたよ」
「うん」
「苦しいんだけど」
「抱きしめられて窒息死とか超幸せじゃない?」
「どこが」
「好き」
「…」
「好き好き好きー」
「ウザい」
「またまたー照れ屋さんなんだから」
「…キヨ」
「ん?」
「…おたんじょびオメデト。」