あなたとあたし
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「なんで明かりついてんだよ」
心臓が一時停止した。
見つかった。
しかも、相手が悪い。
「あれっ名前何してんだよ!」
「こ、こんばんは…」
向日先生は興味津々で机に寄って来た。
「お前、もう10時だぞ?何してって…あ。」
「もう帰りますから!」
「お前…好きな奴いんの?」
きた。
その質問。
答えられず俯く。
向日の顔が曇る。
「なぁ、聞いてんだけど。」
「…言う義務はないです。」
「っ!そうだけど!!」
先生、お願い聞かないで。
明日になったらわかるから。
「こんな時間まで残って…本命だろ?」
「…」
「なんか言えよ!」
なんでそんなに怒るの。
涙目で見上げるとハッとしたように握っていた拳を緩め、気まずそうに目をそらした。
「今年はお前の担任じゃないしな…接点ないし、関係ないよな。」
「…」
「ごめん、怒鳴って。別に怒ってねーから…他の先生に見つかる前に帰れ?鍵閉めといてやっから。」
「…せんせ」
「まぁ俺も明日義理数個は貰えるだろうしな!イラつくことねぇよな!悪い!」
「先生!」
「…なに」
「空元気、バレバレです。」
「…そんなことねぇよ。」
「これ、先生にです。」
そう言うともとから大きい目がさらに見開かれて。
「俺?」
「はい」
「でも、こんな、遅くまで残って校則違反してまでして作ったの貰っていいのか?」
「はい」
「別に俺怒ったわけじゃないぜ?」
「はい」
「いっつも腹減ったって言ってるけどひもじい訳じゃ…」
「わかってます」
チョコとあたしをまじまじと見比べる。
このままほっとくと帰れないんじゃないかってくらいずっと交互に見比べてるのでたまらずチョコを口に押し入れた。
「むがっ!なにす…っ!」
「先生に本命チョコ!」
「!」
耳まで赤くなっちゃって。
普段教師の癖に子供っぽくて、いつもテンション高くて、変に自信満々で
そんな向日先生が顔を赤らめてるのなんてはじめて見た。
「マジで?」
やっと飲み込んだ先生が声を詰まらせながら聞いてきた。
こくんと頷くとさらに赤くなる。
「え、あ、マジ普通に嬉しい。」
「美味しかった?」
「ああ美味かったぜ!」
そこで急にニヤリと笑った先生に疑問を抱く隙もなく奪われた唇。
「お前も美味いけどな」
本当、この人のアクロバティックな思考と行動についていけません。
心臓が一時停止した。
見つかった。
しかも、相手が悪い。
「あれっ名前何してんだよ!」
「こ、こんばんは…」
向日先生は興味津々で机に寄って来た。
「お前、もう10時だぞ?何してって…あ。」
「もう帰りますから!」
「お前…好きな奴いんの?」
きた。
その質問。
答えられず俯く。
向日の顔が曇る。
「なぁ、聞いてんだけど。」
「…言う義務はないです。」
「っ!そうだけど!!」
先生、お願い聞かないで。
明日になったらわかるから。
「こんな時間まで残って…本命だろ?」
「…」
「なんか言えよ!」
なんでそんなに怒るの。
涙目で見上げるとハッとしたように握っていた拳を緩め、気まずそうに目をそらした。
「今年はお前の担任じゃないしな…接点ないし、関係ないよな。」
「…」
「ごめん、怒鳴って。別に怒ってねーから…他の先生に見つかる前に帰れ?鍵閉めといてやっから。」
「…せんせ」
「まぁ俺も明日義理数個は貰えるだろうしな!イラつくことねぇよな!悪い!」
「先生!」
「…なに」
「空元気、バレバレです。」
「…そんなことねぇよ。」
「これ、先生にです。」
そう言うともとから大きい目がさらに見開かれて。
「俺?」
「はい」
「でも、こんな、遅くまで残って校則違反してまでして作ったの貰っていいのか?」
「はい」
「別に俺怒ったわけじゃないぜ?」
「はい」
「いっつも腹減ったって言ってるけどひもじい訳じゃ…」
「わかってます」
チョコとあたしをまじまじと見比べる。
このままほっとくと帰れないんじゃないかってくらいずっと交互に見比べてるのでたまらずチョコを口に押し入れた。
「むがっ!なにす…っ!」
「先生に本命チョコ!」
「!」
耳まで赤くなっちゃって。
普段教師の癖に子供っぽくて、いつもテンション高くて、変に自信満々で
そんな向日先生が顔を赤らめてるのなんてはじめて見た。
「マジで?」
やっと飲み込んだ先生が声を詰まらせながら聞いてきた。
こくんと頷くとさらに赤くなる。
「え、あ、マジ普通に嬉しい。」
「美味しかった?」
「ああ美味かったぜ!」
そこで急にニヤリと笑った先生に疑問を抱く隙もなく奪われた唇。
「お前も美味いけどな」
本当、この人のアクロバティックな思考と行動についていけません。