あなたとあたし
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「こんな夜中に何してるんかな」
「おうわビックリしたー」
「ビックリしたーちゃうよ」
気配もなかったのにいきなり背後から声。
白衣を着た胡散臭そうな眼鏡の男が立っていた。
「脅かさないで下さい忍足先生」
「こんな時間まで何してるん?」
「関係ないです帰ってください」
「うわーやな態度やねー名前ちゃん?」
「気安く呼ばないで下さい」
そしてそれ以上近づかないで下さい。
心臓が破裂しそう。
「明日の?」
「そう」
「なんで家でやらんの」
「姉ちゃんが邪魔だから」
「でもこんな遅くまでおってええの?」
「うちは門限無いですから」
ふぅんと気のない返事をし、そのまま近くのいすに座る。
「先生こそ、なんでこんなとこに?保健室から遠いでしょ?」
「明かりが見えたからなんやろー思て。」
「どーせ美人な家庭科の先生がいたらvvとか思ってたんでしょ」
「家庭科の先生はおらんかったけど代わりに綺麗な生徒ちゃんやったらおったなぁ?」
「セクハラで訴えますよ」
それは堪忍、と言って笑う。
この保健医は生徒に人気がある。
なんでこんな歩くエロマシーンみたいのがモテるんだ。
とかいいつつあたしも好きだったりする。
実はこのチョコもこいつに。
だからまさか作ってるところにこられるとは思ってなかった。
「で、それ出来たら俺にくれるん?」
「なんでそうなるんですか」
「え、自分で食べるん?」
「そんなわけないでしょ!」
「ほんならやっぱ俺のやん」
「なんで」
「だって俺に惚れてるんやろ?名前」
バクバクいってた心臓が止まった。
「え…な…」
「お友達が教えてくれてん。名前って忍足先生の事好きなんですよーって。」
「なっ誰がそんな事!」
「ケータイの待ちうけ俺の隠し撮り写真なんやってなぁ?」
「今はもう違う!!!」
あ
バカ
「え、マジで?」
「…。」
「…マジで俺やったん?待ちうけ…」
「…うん。」
「え…あ、その、名前の友達が教えてくれた、っていうの嘘やったんやけど…」
「は?!」
「いや、からかったろー思うて…もしかして本当に俺に惚れてた?」
「っ!んなわけないでしょ!!」
「ホンマにー?」
「当たり前でしょエロ保健医!自惚れんな!!」
ああ 可愛くないなあたし
こんな事言っちゃって もう明日渡せないじゃないか、このチョコ
「俺は好きやねんけどな…」
いきなり下がった声のトーンにビクッとする。
え、何 どうしたのいきなり
「生徒に手出したら捕まりますよ」
なんでこんなことしか言えないんだあたし
「名前が受け入れてくれるんやったらやめるよ、教師。」
「は?!」
「別に教師と生徒の禁断の恋でもいいならやめへんけど。」
「や、ね、ちょっと待ってよ、たち悪い冗談はやめようよ。」
「冗談ちゃうよ。」
奴の目は真面目で。
「かなり本気。」
どうしよう
明日他の子に混じって「先生好きだー!」って言って渡して終わらせようと思ったのに。
明るく言えば恋愛対象として好きって意味に取られないって思ったから。
どうせ実らない恋ならこのまま先生に気に入られた生徒でいたい。
なのになんだこいつ。
本気ってなんだ。
「あたし、生徒だよ?」
「知ってる」
「先生は保健室の先生だよ?」
「わかってる」
「好き、って生徒として?」
「女として。」
泣いていいですか。
ていうかもう涙出ちゃった。
「そ、そんなに嫌?!」
「嫌で泣いてんじゃねぇよ!女心わかれよフェミニストの癖に!!」
「そのチョコ、誰にあげるん?」
「…先生に。」
「おおきに。」
あたしの唇に触れたちょっと荒れた唇。
いいのかな、こんな幸せで。
「先生、今食べる?チョコ」
「んー、ていうか」
「?」
「名前共々いただきます。」
「は?」
ちょっと待て待て待てー!!!
調子に乗ってムードぶち壊したアホ保健医に華麗なアッパーを食らわせるまであと2秒。
「おうわビックリしたー」
「ビックリしたーちゃうよ」
気配もなかったのにいきなり背後から声。
白衣を着た胡散臭そうな眼鏡の男が立っていた。
「脅かさないで下さい忍足先生」
「こんな時間まで何してるん?」
「関係ないです帰ってください」
「うわーやな態度やねー名前ちゃん?」
「気安く呼ばないで下さい」
そしてそれ以上近づかないで下さい。
心臓が破裂しそう。
「明日の?」
「そう」
「なんで家でやらんの」
「姉ちゃんが邪魔だから」
「でもこんな遅くまでおってええの?」
「うちは門限無いですから」
ふぅんと気のない返事をし、そのまま近くのいすに座る。
「先生こそ、なんでこんなとこに?保健室から遠いでしょ?」
「明かりが見えたからなんやろー思て。」
「どーせ美人な家庭科の先生がいたらvvとか思ってたんでしょ」
「家庭科の先生はおらんかったけど代わりに綺麗な生徒ちゃんやったらおったなぁ?」
「セクハラで訴えますよ」
それは堪忍、と言って笑う。
この保健医は生徒に人気がある。
なんでこんな歩くエロマシーンみたいのがモテるんだ。
とかいいつつあたしも好きだったりする。
実はこのチョコもこいつに。
だからまさか作ってるところにこられるとは思ってなかった。
「で、それ出来たら俺にくれるん?」
「なんでそうなるんですか」
「え、自分で食べるん?」
「そんなわけないでしょ!」
「ほんならやっぱ俺のやん」
「なんで」
「だって俺に惚れてるんやろ?名前」
バクバクいってた心臓が止まった。
「え…な…」
「お友達が教えてくれてん。名前って忍足先生の事好きなんですよーって。」
「なっ誰がそんな事!」
「ケータイの待ちうけ俺の隠し撮り写真なんやってなぁ?」
「今はもう違う!!!」
あ
バカ
「え、マジで?」
「…。」
「…マジで俺やったん?待ちうけ…」
「…うん。」
「え…あ、その、名前の友達が教えてくれた、っていうの嘘やったんやけど…」
「は?!」
「いや、からかったろー思うて…もしかして本当に俺に惚れてた?」
「っ!んなわけないでしょ!!」
「ホンマにー?」
「当たり前でしょエロ保健医!自惚れんな!!」
ああ 可愛くないなあたし
こんな事言っちゃって もう明日渡せないじゃないか、このチョコ
「俺は好きやねんけどな…」
いきなり下がった声のトーンにビクッとする。
え、何 どうしたのいきなり
「生徒に手出したら捕まりますよ」
なんでこんなことしか言えないんだあたし
「名前が受け入れてくれるんやったらやめるよ、教師。」
「は?!」
「別に教師と生徒の禁断の恋でもいいならやめへんけど。」
「や、ね、ちょっと待ってよ、たち悪い冗談はやめようよ。」
「冗談ちゃうよ。」
奴の目は真面目で。
「かなり本気。」
どうしよう
明日他の子に混じって「先生好きだー!」って言って渡して終わらせようと思ったのに。
明るく言えば恋愛対象として好きって意味に取られないって思ったから。
どうせ実らない恋ならこのまま先生に気に入られた生徒でいたい。
なのになんだこいつ。
本気ってなんだ。
「あたし、生徒だよ?」
「知ってる」
「先生は保健室の先生だよ?」
「わかってる」
「好き、って生徒として?」
「女として。」
泣いていいですか。
ていうかもう涙出ちゃった。
「そ、そんなに嫌?!」
「嫌で泣いてんじゃねぇよ!女心わかれよフェミニストの癖に!!」
「そのチョコ、誰にあげるん?」
「…先生に。」
「おおきに。」
あたしの唇に触れたちょっと荒れた唇。
いいのかな、こんな幸せで。
「先生、今食べる?チョコ」
「んー、ていうか」
「?」
「名前共々いただきます。」
「は?」
ちょっと待て待て待てー!!!
調子に乗ってムードぶち壊したアホ保健医に華麗なアッパーを食らわせるまであと2秒。