あなたとあたし
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「あ~最悪」
時計はもうすぐ夜の10時を指そうとしていた。
土日は部活で潰れ、今日は姉とその友達が泊りがけで台所を占領していやがる。
バレンタインは明日。
チョコを作れる日は今日しか残されていない。
どうしても手作りチョコを渡したいあたしは学校の調理実習室を無断使用し、一人でこの時間までチョコを作っていた。
別に市販品渡しゃあいいじゃん、と思われるかもしれないが、やはり手作りを渡し告白、というのはオトメの夢でありロマンである。
しかし、お菓子作りはおろか、料理すらまともにしたことのないあたしは湯せんの際チョコにお湯を入れてしまうなどの初歩的ミスをし、板チョコを買いなおしに行ったりなんかしてもうこんな時間だ。
一体何時間かかったことやら…
あとはもう冷えて固まるのを待つだけなので片づけをしているといきなり声をかけられた。
→ 「使用申請された覚えないんだけどな?」
→ 「こんな夜中に何してるんかな」
→ 「なんで明かりついてんだよ」
→ 「おっうまそー!」
→ 「全く…何してんだよ」
→ 「あれ、なんで電気ついて…」
→ 「…下校時刻はとっくに過ぎていますが。」
時計はもうすぐ夜の10時を指そうとしていた。
土日は部活で潰れ、今日は姉とその友達が泊りがけで台所を占領していやがる。
バレンタインは明日。
チョコを作れる日は今日しか残されていない。
どうしても手作りチョコを渡したいあたしは学校の調理実習室を無断使用し、一人でこの時間までチョコを作っていた。
別に市販品渡しゃあいいじゃん、と思われるかもしれないが、やはり手作りを渡し告白、というのはオトメの夢でありロマンである。
しかし、お菓子作りはおろか、料理すらまともにしたことのないあたしは湯せんの際チョコにお湯を入れてしまうなどの初歩的ミスをし、板チョコを買いなおしに行ったりなんかしてもうこんな時間だ。
一体何時間かかったことやら…
あとはもう冷えて固まるのを待つだけなので片づけをしているといきなり声をかけられた。
→ 「使用申請された覚えないんだけどな?」
→ 「こんな夜中に何してるんかな」
→ 「なんで明かりついてんだよ」
→ 「おっうまそー!」
→ 「全く…何してんだよ」
→ 「あれ、なんで電気ついて…」
→ 「…下校時刻はとっくに過ぎていますが。」
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