雨、雨、ふれ、ふれ、
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マジビビった。
背中の方が動く気配がして、途端にガラガラガラガラって!!
慌てて軒下から出て行こうとした私を聞き覚えのある声が引きとめた。
「名前?」
「?! がっくん!!」
半開きになったシャッターの下から顔をのぞかせたのは同じクラスの向日岳人。
なんでこんなとっからでてくるわけ?!
「…万引き?強盗?空き巣?」
「違げぇよ!!ここ俺んち!!!」
「え?!」
改めてみると、シャッターにはでかでかと『向日電気店』の文字が。
「がっくんて電器屋さんだったんだー」
「おぅよ、お前何してんの?」
「ちょっと雨宿り。」
「マジ?じゃ、中入れよ!!」
半ば強引にシャッター下から引きずり込まれた店内。
壁一面にクーラー。
天井にはこれでもかっていろんな照明が。
目立つ位置にある棚には大決算セールとか扇風機とかいろいろ。
「奥のドア、そう、関係者以外立ち入り禁止、の。鍵開いてっから入ってて!!」
すぐ戻る!!とか言って岳人は行ってしまった。
中は、小さめの部屋で、奥に階段が見えて、どん、と書類だらけの机と種類の違う椅子がいくつか。
壁には額に入った何かがいっぱい飾られてて。
うろうろしていると岳人が戻ってきた。
「あれ、座ってなかったの?」
岳人は書類の山をざざーっと片付け(※押しのけ)どん、とぺんぎんを置いた。
「! カキ氷!!」
「そ。なんかじめっと暑いからよー シロップ買ってきた。」
袋からイチゴ、とかかれた身体に悪そうな発色の液体ボトルが出てくる。
ぺんぎんからのびたコードをコンセントに差し、奥から皿を二枚と氷の塊を持ってくる。
「おまえもたべるだろ?」
「えっ いいの?」
「俺一人で食っててもアレじゃん」
にっと笑うと氷をセットし、ペンギンの脳天を押す。
がーっという独特の音と共に皿に白い氷が盛られてく。
「はい」
シロップたっぷりのカキ氷が目の前に置かれる。
「練乳、かけたかったら冷蔵庫。」
指先だけ奥に向ける。
棚の隣にこじんまりとした冷蔵庫があった。
電器屋なのにちょっとボロい感じの冷蔵庫。年季入ってそう。
「んー、いいや」
「あそ」
「ねぇ、ここで住んでんの?」
「まさか、ここは仕事場?ん?休憩所?そんな感じ。住んでんのは上。俺の部屋は三階。二階は風呂とか台所。」
「ふぅーん」
しゃり
んー 甘くて冷たくて
ホントかき氷ひさしぶり!!
「そんなに美味い?」
「ん!うまい!!」
「ははっ な、ブルーハワイって何味だと思うよ?」
「…ブルーなハワイ味?」
「なんかそれいやじゃねー?」
「あははっ」
「イチゴ味っていちごの味じゃねーよな」
「え じゃあ何の味?」
「いちごなんだけど、いちごじゃない、みたいな」
「はぁー?」
「だってよ!メロン味とかメロンじゃねぇし!考えても見ろよ、あみあみメロンがメロンシロップ味だったらどうだ?」
「うわー 食いたくねー…庶民メロンでも嫌…」
「だろ?跡部とかキレるよな!!」
「あははっ侮辱的な味!とかってね!」
「そうそう!で、やっぱいちごも違うと思うんだよな」
「そーだねー」
「いちごはな、」
「ん?」
いきなりの キス
「・・・?!」
「キス、の味。」
自分で言って赤くなってる岳人。
どうしよう。
ヤバい。ドキドキしすぎ…!!
「岳人はイチゴ味」
「名前もだろ」
「ん。」
ファーストキスは、レモンの味だなんて誰が言ったんだろう。
ファーストキスは、イチゴ味。
背中の方が動く気配がして、途端にガラガラガラガラって!!
慌てて軒下から出て行こうとした私を聞き覚えのある声が引きとめた。
「名前?」
「?! がっくん!!」
半開きになったシャッターの下から顔をのぞかせたのは同じクラスの向日岳人。
なんでこんなとっからでてくるわけ?!
「…万引き?強盗?空き巣?」
「違げぇよ!!ここ俺んち!!!」
「え?!」
改めてみると、シャッターにはでかでかと『向日電気店』の文字が。
「がっくんて電器屋さんだったんだー」
「おぅよ、お前何してんの?」
「ちょっと雨宿り。」
「マジ?じゃ、中入れよ!!」
半ば強引にシャッター下から引きずり込まれた店内。
壁一面にクーラー。
天井にはこれでもかっていろんな照明が。
目立つ位置にある棚には大決算セールとか扇風機とかいろいろ。
「奥のドア、そう、関係者以外立ち入り禁止、の。鍵開いてっから入ってて!!」
すぐ戻る!!とか言って岳人は行ってしまった。
中は、小さめの部屋で、奥に階段が見えて、どん、と書類だらけの机と種類の違う椅子がいくつか。
壁には額に入った何かがいっぱい飾られてて。
うろうろしていると岳人が戻ってきた。
「あれ、座ってなかったの?」
岳人は書類の山をざざーっと片付け(※押しのけ)どん、とぺんぎんを置いた。
「! カキ氷!!」
「そ。なんかじめっと暑いからよー シロップ買ってきた。」
袋からイチゴ、とかかれた身体に悪そうな発色の液体ボトルが出てくる。
ぺんぎんからのびたコードをコンセントに差し、奥から皿を二枚と氷の塊を持ってくる。
「おまえもたべるだろ?」
「えっ いいの?」
「俺一人で食っててもアレじゃん」
にっと笑うと氷をセットし、ペンギンの脳天を押す。
がーっという独特の音と共に皿に白い氷が盛られてく。
「はい」
シロップたっぷりのカキ氷が目の前に置かれる。
「練乳、かけたかったら冷蔵庫。」
指先だけ奥に向ける。
棚の隣にこじんまりとした冷蔵庫があった。
電器屋なのにちょっとボロい感じの冷蔵庫。年季入ってそう。
「んー、いいや」
「あそ」
「ねぇ、ここで住んでんの?」
「まさか、ここは仕事場?ん?休憩所?そんな感じ。住んでんのは上。俺の部屋は三階。二階は風呂とか台所。」
「ふぅーん」
しゃり
んー 甘くて冷たくて
ホントかき氷ひさしぶり!!
「そんなに美味い?」
「ん!うまい!!」
「ははっ な、ブルーハワイって何味だと思うよ?」
「…ブルーなハワイ味?」
「なんかそれいやじゃねー?」
「あははっ」
「イチゴ味っていちごの味じゃねーよな」
「え じゃあ何の味?」
「いちごなんだけど、いちごじゃない、みたいな」
「はぁー?」
「だってよ!メロン味とかメロンじゃねぇし!考えても見ろよ、あみあみメロンがメロンシロップ味だったらどうだ?」
「うわー 食いたくねー…庶民メロンでも嫌…」
「だろ?跡部とかキレるよな!!」
「あははっ侮辱的な味!とかってね!」
「そうそう!で、やっぱいちごも違うと思うんだよな」
「そーだねー」
「いちごはな、」
「ん?」
いきなりの キス
「・・・?!」
「キス、の味。」
自分で言って赤くなってる岳人。
どうしよう。
ヤバい。ドキドキしすぎ…!!
「岳人はイチゴ味」
「名前もだろ」
「ん。」
ファーストキスは、レモンの味だなんて誰が言ったんだろう。
ファーストキスは、イチゴ味。
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