短編
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「ああ、久しぶり。」
本当に久しぶりすぎて、息が出来なかった。
「な、に、してんの」
「俺の付き添いー なっ!」
「ああ」
詰まりながら聞く私にさぞ当たり前だろうみたいな口振りで答えるブン太。
今日は私とブン太が日直で、放課後日誌を書いたり、掃除の点検、戸締りなどをチェックしなくてはならなくて。
自分が帰る時に全部済ましちゃえばいいので、部活が終わってからのろのろと教室に向かい、どうせ何もしてないかいないんだろうなぁと思いドアを開けたらコレだ。
サボってると思っていた丸井ブン太はきちんと座っていて(って言ってもこいつの席にじゃないけど)その前の席に、違うクラスの柳蓮二が座っていた。
柳とは中一以来だ。
中二では一度も喋っていないどころか、きっと廊下ですれ違ってもいない。
それくらい疎遠になっていたのに。
こんないきなりの再会って有だろうか。
「なに突っ立ってんだよ、仕事しろよ!」
「えっあっうん、えーとゴミ箱…うわ!捨ててないじゃん!!」
掃除済の教室はまぁまぁ綺麗だったが、ゴミ箱にはぎっしりゴミが詰まっていた。
おい、掃除当番~捨てて帰れよバカ~…
「はぁ?マジで?じゃ捨てて来て。」
「は?!なんで私なの!こういう時はじゃんけんでしょ普通!」
「俺部活後で疲れてんだけどー」
私だって部活後よ!疲れてるわよ!
どうやったらこんな自己中に生きられんの!
「しょうがない、付き合おう。」
「えっ?!」
「焼却炉までついて行ってやろう。」
俺を1人にするのかよーとぶぅたれるブン太を尻目に私に近づくと、二つあるゴミ箱(可燃ゴミ用と不燃ゴミ用)のうちのひとつを持って、私にもうひとつを持つよう目で促した。
こんなのって有ですか。
だって一年近く喋ってないのに。
中一の頃だって別に特別仲良かったわけでもない。
それなのに、こんなのって…
「相変わらず小さいな苗字。」
「柳はでかくなったね。」
「変わりないか。」
「うん。」
喋り方、変わってないね。
さらさらの髪も、変わってないね。
変わったのは、身長差だけなのかな。
「高等部へ内部進学するのか?」
「うん、そのつもり。」
「俺もだ。また同じクラスになるといいな。」
ああ、その笑い方。
やっぱり、好きだ。
「でも、選択教科違ったらあんまり意味ないじゃん。」
「それもそうだな。」
あーあ、可愛くないなぁ。
私もなりたい、ってどうして言えないんだろう。
中一の時に凄く好きになった柳と離れた中二。
最初はショックだったけれど、そのうち忘れるんじゃないか、って思ってた。
廊下でも見ないし、話題に上らないし、全く接点がなくなったから。
でも、どうしてかな
体育祭も、文化祭も、修学旅行も、学年で動く時、必ず貴方を目で探してる。
何百人の中から見つけられた時、目が合わないかなって、微かな希望を抱いてた。
まぁ、一度も合わなかったんだけど。(閉じてるからとかそういう問題じゃなくてね)
「でもやはり意味はあると思う。」
「え?」
いきなりの話題についていけず、見上げると、柳は柔らかく微笑んでいて。
「同じクラスじゃないと、朝から会えないじゃないか。」
ゴミ箱落としそうだった。
それってどういう意味?とか柳ってもしかして…とか
自分に都合のいい展開しか浮かんでこない。
別に深い意味はないってわかってはいるんだけど。
「そ、そうだね。」
ヤバい、声裏返った。
キョドってんのバレたかも。
「苗字」
「ん?」
「同じクラスになるといいな。」
「うん。」
同じクラスになれたら、朝から貴方を見れるものね。
本当に久しぶりすぎて、息が出来なかった。
「な、に、してんの」
「俺の付き添いー なっ!」
「ああ」
詰まりながら聞く私にさぞ当たり前だろうみたいな口振りで答えるブン太。
今日は私とブン太が日直で、放課後日誌を書いたり、掃除の点検、戸締りなどをチェックしなくてはならなくて。
自分が帰る時に全部済ましちゃえばいいので、部活が終わってからのろのろと教室に向かい、どうせ何もしてないかいないんだろうなぁと思いドアを開けたらコレだ。
サボってると思っていた丸井ブン太はきちんと座っていて(って言ってもこいつの席にじゃないけど)その前の席に、違うクラスの柳蓮二が座っていた。
柳とは中一以来だ。
中二では一度も喋っていないどころか、きっと廊下ですれ違ってもいない。
それくらい疎遠になっていたのに。
こんないきなりの再会って有だろうか。
「なに突っ立ってんだよ、仕事しろよ!」
「えっあっうん、えーとゴミ箱…うわ!捨ててないじゃん!!」
掃除済の教室はまぁまぁ綺麗だったが、ゴミ箱にはぎっしりゴミが詰まっていた。
おい、掃除当番~捨てて帰れよバカ~…
「はぁ?マジで?じゃ捨てて来て。」
「は?!なんで私なの!こういう時はじゃんけんでしょ普通!」
「俺部活後で疲れてんだけどー」
私だって部活後よ!疲れてるわよ!
どうやったらこんな自己中に生きられんの!
「しょうがない、付き合おう。」
「えっ?!」
「焼却炉までついて行ってやろう。」
俺を1人にするのかよーとぶぅたれるブン太を尻目に私に近づくと、二つあるゴミ箱(可燃ゴミ用と不燃ゴミ用)のうちのひとつを持って、私にもうひとつを持つよう目で促した。
こんなのって有ですか。
だって一年近く喋ってないのに。
中一の頃だって別に特別仲良かったわけでもない。
それなのに、こんなのって…
「相変わらず小さいな苗字。」
「柳はでかくなったね。」
「変わりないか。」
「うん。」
喋り方、変わってないね。
さらさらの髪も、変わってないね。
変わったのは、身長差だけなのかな。
「高等部へ内部進学するのか?」
「うん、そのつもり。」
「俺もだ。また同じクラスになるといいな。」
ああ、その笑い方。
やっぱり、好きだ。
「でも、選択教科違ったらあんまり意味ないじゃん。」
「それもそうだな。」
あーあ、可愛くないなぁ。
私もなりたい、ってどうして言えないんだろう。
中一の時に凄く好きになった柳と離れた中二。
最初はショックだったけれど、そのうち忘れるんじゃないか、って思ってた。
廊下でも見ないし、話題に上らないし、全く接点がなくなったから。
でも、どうしてかな
体育祭も、文化祭も、修学旅行も、学年で動く時、必ず貴方を目で探してる。
何百人の中から見つけられた時、目が合わないかなって、微かな希望を抱いてた。
まぁ、一度も合わなかったんだけど。(閉じてるからとかそういう問題じゃなくてね)
「でもやはり意味はあると思う。」
「え?」
いきなりの話題についていけず、見上げると、柳は柔らかく微笑んでいて。
「同じクラスじゃないと、朝から会えないじゃないか。」
ゴミ箱落としそうだった。
それってどういう意味?とか柳ってもしかして…とか
自分に都合のいい展開しか浮かんでこない。
別に深い意味はないってわかってはいるんだけど。
「そ、そうだね。」
ヤバい、声裏返った。
キョドってんのバレたかも。
「苗字」
「ん?」
「同じクラスになるといいな。」
「うん。」
同じクラスになれたら、朝から貴方を見れるものね。