銀魂
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「大丈夫かぁ?」
「大丈夫に見えますか」
窓もドアもガタガタいって、窓の外は新聞とかが飛んでくくらいの強風。
昨晩から降りっぱなしの雨で道路はびしょびしょ。
ソファに沈むように寝転がってるあたしの頭をジャンプではしはし叩く天パ。(何気痛いんですけど)
身体の調子がすこぶる悪い。梅雨も最悪だけど、基本的に降りっぱなしの雨は嫌いだ。
昼間なのに暗い外にうんざりしながらむくりと起き上がる。(だってジャンプ攻撃がやまないから)(馬鹿にしてんのかこのやろ)
「…神楽ちゃんは?」
「嵐ばんざーいとか叫びながら犬っころと外飛び出してったぜ」
「うわー風邪引くなよーうつすなよー」
「自分の心配かよ」
あたしはその辺のウイルスには強いから別に関係ないんだけど。
そう自嘲気味に言えば銀さんの顔が少しだけ曇る。
「ま、ほら、やるから食え」
「え、超食べかけじゃん、いらね。」
「可愛くねぇな!食え!」
もう底の方のカラメルと同化して茶色いプリンをスプーンですくって目の前に差し出してくる。
ちょ、ホントいらないんですけど。しかもそのスプーンさっきからひとくちひとくちいちいち舐めてたやつじゃん。
「湿気吸引機買ってよ」
「馬鹿、そんな金がどこにある」
「甘いものやめたらいいと思う」
「え何?え何?今銀さん耳聞こえなかった」
「歳?」
「こぉら、誰かなそういうこと言う子は」
頭をわしゃわしゃーっとされる。
髪がぐしゃぐしゃになるけれど、なんか好きだから抵抗しない。
ぎゅっとされるその温もりは嫌いじゃない。
「なんで抱きしめてんの」
「スキンシップ」
「セクハラの間違いじゃないの?」
「銀さんなーんもやらしい事してない…痛っ!」
バチィっといい音がして弾かれた様に銀さんの手が太ももから離れる。(十分やらしいですよ銀さん)
ちょっと強めの静電気で攻撃された銀さんは手を擦りながら「名前ちゃん凶暴ー」とかなんとか言っている。
「ほら、雨だから。水と乾燥にはご注意。」
「お前風呂入るくせに水にご注意とか言ってんじゃねー」
恨めしそうに言う銀さんの頭をわしゃわしゃすれば「雨なのに何してくれる!」と本気っぽく怒られる。
湿気であっちこっちにはねた髪はいつもよりさわり心地が良くて。
「銀さん好き」
「…え?」
「髪の毛の話」
「なんだ髪かよ」と少しほっとしたように言う銀さんにチクリ、と胸が痛む。
銀さんの髪は好きだよ。気にしてるみたいだけど、あたしはストレートな銀さんはなんか嫌だもん。
でも、でもね、髪の毛も含めてあなたの全てが
愛しいと思うわけです、絶対言ってやんないけど。
-----
ヒロインはアンドロイド
「大丈夫に見えますか」
窓もドアもガタガタいって、窓の外は新聞とかが飛んでくくらいの強風。
昨晩から降りっぱなしの雨で道路はびしょびしょ。
ソファに沈むように寝転がってるあたしの頭をジャンプではしはし叩く天パ。(何気痛いんですけど)
身体の調子がすこぶる悪い。梅雨も最悪だけど、基本的に降りっぱなしの雨は嫌いだ。
昼間なのに暗い外にうんざりしながらむくりと起き上がる。(だってジャンプ攻撃がやまないから)(馬鹿にしてんのかこのやろ)
「…神楽ちゃんは?」
「嵐ばんざーいとか叫びながら犬っころと外飛び出してったぜ」
「うわー風邪引くなよーうつすなよー」
「自分の心配かよ」
あたしはその辺のウイルスには強いから別に関係ないんだけど。
そう自嘲気味に言えば銀さんの顔が少しだけ曇る。
「ま、ほら、やるから食え」
「え、超食べかけじゃん、いらね。」
「可愛くねぇな!食え!」
もう底の方のカラメルと同化して茶色いプリンをスプーンですくって目の前に差し出してくる。
ちょ、ホントいらないんですけど。しかもそのスプーンさっきからひとくちひとくちいちいち舐めてたやつじゃん。
「湿気吸引機買ってよ」
「馬鹿、そんな金がどこにある」
「甘いものやめたらいいと思う」
「え何?え何?今銀さん耳聞こえなかった」
「歳?」
「こぉら、誰かなそういうこと言う子は」
頭をわしゃわしゃーっとされる。
髪がぐしゃぐしゃになるけれど、なんか好きだから抵抗しない。
ぎゅっとされるその温もりは嫌いじゃない。
「なんで抱きしめてんの」
「スキンシップ」
「セクハラの間違いじゃないの?」
「銀さんなーんもやらしい事してない…痛っ!」
バチィっといい音がして弾かれた様に銀さんの手が太ももから離れる。(十分やらしいですよ銀さん)
ちょっと強めの静電気で攻撃された銀さんは手を擦りながら「名前ちゃん凶暴ー」とかなんとか言っている。
「ほら、雨だから。水と乾燥にはご注意。」
「お前風呂入るくせに水にご注意とか言ってんじゃねー」
恨めしそうに言う銀さんの頭をわしゃわしゃすれば「雨なのに何してくれる!」と本気っぽく怒られる。
湿気であっちこっちにはねた髪はいつもよりさわり心地が良くて。
「銀さん好き」
「…え?」
「髪の毛の話」
「なんだ髪かよ」と少しほっとしたように言う銀さんにチクリ、と胸が痛む。
銀さんの髪は好きだよ。気にしてるみたいだけど、あたしはストレートな銀さんはなんか嫌だもん。
でも、でもね、髪の毛も含めてあなたの全てが
愛しいと思うわけです、絶対言ってやんないけど。
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ヒロインはアンドロイド
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