戦国BASARA
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「ああもう!」
イライラする。酷くイライラする。
講義のあと、トイレに行って戻ってきたら、筆箱が開いていて、あれ?と思ったら、ペン数本と修正テープとシャー芯ケースが無かった。
信じらんない。信じらんない!今時いるんだペン泥棒!予備校来る金あるんだからそのくらい買え!定規とかハサミは取らないんですねああ畜生!
乱暴に筆箱を鞄に突っ込み、まだ少し残っている他の生徒達を睨みながら(そうだよこんなに人いるのに泥棒に誰も気付かないなんておかしい!)(同じ講義の奴だよね盗ったの、わあ明日も会うのか人間不信になりそう)乱暴に教室を出た。
途端、強風が吹き、髪がぐしゃぐしゃになったのがわかった。
何なの何なの厄年ですか新年早々この野郎!
心無しか視界が曇って、そのせいで思いっきり階段を踏み外した。見事に一番下まで落ちた。痛い。痛すぎる。
「くっそ!」
「おいおいlady口汚いぜ」
誰もいないと思ったのに上から声が降ってきて、振り向けば階段の一番上に政宗がいた。
「何泣いてんだ」
「泣いてねーよ」
逆光で政宗の顔は見えなかったけど、フッと笑った気がした。
「Let's have a tea or something」
(なんであたしがあんたとお茶しなきゃなんないのよ)(さぁ昼飯だ)(だから何で一緒に)(Because I want to)(…勝手ね)(照れんなよ)(照れてないから!)
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