夢だけど夢じゃない
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名前ちゃんの態度を見ていればわかりやすすぎるのに、どうしてみんな気付かないんだろう?
あと、カラ松兄さんの態度もあんなにわかりやすすぎるのに。
ぼくはこの世の不思議について考えていた。屋根の上で。
あんなにわかりやすすぎる2人がどうしてすれ違っちゃうんだろう?
ぼくはカラ松兄さんも名前ちゃんもだーいすきだから2人に幸せになってほしいのに。どうしたらいいのかな。
屋根の上にしばらくいたら、お客さんが来た。ギターを持ったカラ松兄さんだ。
よぅブラザー、なんていつも通りサングラス越しに格好つけてくる兄さんに片手を上げて挨拶する。兄さんは隣に座ってギターを構えた。
「にーさん、フラワーちゃんは良いの?」
「ん〜?フラワーか…彼女は星になった」
「フラワーなのに?へんなの!」
笑うとつられたように笑った兄さんはジャーンとギターをかき鳴らした。
「彼女の追悼といこうか、十四松」
「あいあい!」
よくわかんないけど歌を歌うみたい。
ジャカジャカと物悲しいメロディに合わせて2人で歌った。歌詞にあまり意味はない。
歌い終わると満足げに太陽を見上げて、サンシャインを浴びる俺…とか言い出した兄さんに質問する。
「にーさん、暇なの?」
「暇ではない…こうしてブルースカイと会話している…」
「ふぅん?どーでもいーけど名前ちゃんとは会話しないの?」
「名前?」
「うん!こないだ家に来た時話さなかったでしょ?」
「ああそういえばそんなこともあったな…あの時はフラワーがいたから…名前には申し訳ないことをしたな」
「名前ちゃん寂しがってたよ!」
「そうなのか?全く…親友が少し目を離しただけで仕方のない奴だな」
満更でもなさそうな兄さんは適当にギターをボロロンとしていたけどおもむろに立ち上がった。
「どっか行くの兄さん」
「ああ、名前に会いに行こうかと」
「名前ちゃんなら今は会えないよ!」
「は?なんでだ?」
「んっとね、今日はトッティと映画デートなんだって!今ちょうど映画館で観てる時間だと思うから途中入場しても話せないと思う!!」
だから映画館で出待ちしたらどうか…そう提案する前に青い兄はものすごい音を立てて屋根から落ちていた。
「カラ松にーさーん!?!?だいじょーぶー!?!?!?!?」
下を覗き込めば落ちて血塗れになった兄さんが地面に倒れていた。
そのまま見下ろしているとガバッと起き上がった兄さんはそのまま走って家から出ていってしまった。
「にーさーん!!!靴いいのーーー!?!?」
聞こえないみたい。
そのまま小さくなっていく青い背中を見送った。
あと、カラ松兄さんの態度もあんなにわかりやすすぎるのに。
ぼくはこの世の不思議について考えていた。屋根の上で。
あんなにわかりやすすぎる2人がどうしてすれ違っちゃうんだろう?
ぼくはカラ松兄さんも名前ちゃんもだーいすきだから2人に幸せになってほしいのに。どうしたらいいのかな。
屋根の上にしばらくいたら、お客さんが来た。ギターを持ったカラ松兄さんだ。
よぅブラザー、なんていつも通りサングラス越しに格好つけてくる兄さんに片手を上げて挨拶する。兄さんは隣に座ってギターを構えた。
「にーさん、フラワーちゃんは良いの?」
「ん〜?フラワーか…彼女は星になった」
「フラワーなのに?へんなの!」
笑うとつられたように笑った兄さんはジャーンとギターをかき鳴らした。
「彼女の追悼といこうか、十四松」
「あいあい!」
よくわかんないけど歌を歌うみたい。
ジャカジャカと物悲しいメロディに合わせて2人で歌った。歌詞にあまり意味はない。
歌い終わると満足げに太陽を見上げて、サンシャインを浴びる俺…とか言い出した兄さんに質問する。
「にーさん、暇なの?」
「暇ではない…こうしてブルースカイと会話している…」
「ふぅん?どーでもいーけど名前ちゃんとは会話しないの?」
「名前?」
「うん!こないだ家に来た時話さなかったでしょ?」
「ああそういえばそんなこともあったな…あの時はフラワーがいたから…名前には申し訳ないことをしたな」
「名前ちゃん寂しがってたよ!」
「そうなのか?全く…親友が少し目を離しただけで仕方のない奴だな」
満更でもなさそうな兄さんは適当にギターをボロロンとしていたけどおもむろに立ち上がった。
「どっか行くの兄さん」
「ああ、名前に会いに行こうかと」
「名前ちゃんなら今は会えないよ!」
「は?なんでだ?」
「んっとね、今日はトッティと映画デートなんだって!今ちょうど映画館で観てる時間だと思うから途中入場しても話せないと思う!!」
だから映画館で出待ちしたらどうか…そう提案する前に青い兄はものすごい音を立てて屋根から落ちていた。
「カラ松にーさーん!?!?だいじょーぶー!?!?!?!?」
下を覗き込めば落ちて血塗れになった兄さんが地面に倒れていた。
そのまま見下ろしているとガバッと起き上がった兄さんはそのまま走って家から出ていってしまった。
「にーさーん!!!靴いいのーーー!?!?」
聞こえないみたい。
そのまま小さくなっていく青い背中を見送った。