夢だけど夢じゃない
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お茶するために入ったカフェでトト子の隣に座ったら反対隣に当然のようにカラ松が座り、驚いていたら「親友だから当然だろう?」
頼んだケーキとパフェを「親友だから当然」との理由でシェア。(俺も友達だから〜と向かいからスプーンを突っ込もうとしてきたおそ松の手には容赦無くフォークをぶっ刺して流血して大騒ぎするのも冷たい目線で見つめたまま「お前はただの友達だろう」と言い放った)
続きのショッピングも隣にべったり張り付いて、トト子ちゃんの相手もろくにせずこれが似合うんじゃないか、これは俺のパーフェクトファッションと合いそうだ、名前は何着ても可愛いな(さっき似合わないって言った服あったくせに)なんて世話を焼いては頭を撫でたり頰を撫でたりベルトを締めるために後ろから抱きつくように腰に腕を回したり。
他の兄弟が話しかけても名前が返事をする前に代わりに勝手な返事をしてしまったり。
「とにかく変だったの!!おかげで他の人にすっごい気を使って疲れた〜〜」
そう言って机に突っ伏した名前をなんとも言えない顔で見下ろすチビ太。
客が名前しかいない屋台で、先日の買い物の話を聞いていたのだ。
「…変っていうか…そりゃそうっていうか…お前らまだ親友とかって誤魔化してんのかよ?確かに本当のこと言ったらあの兄弟が黙っちゃいないだろうけど、そこまで隠す気ないならさっさと付き合ってるって言えば良いじゃねーか」
「…付き合ってる?誰と誰が?」
「は?名前ちゃんとカラ松の野郎の話だろ?」
ポカンと口を開けて固まってしまった名前に首をかしげるチビ太。
と、ボボボと音が出そうな勢いで首から額まで温度計が登るが如く色が変わった名前が真っ赤な顔の前で手をワタワタと動かした。
「えっ!?!?なんでそうなるの!?!?付き合ってないよ!!!!」
「ハァア!?付き合ってないのォ!?!?アレで!?!?!?!?」
「アレってなに!?!?」
目をぐるぐる回して顔から湯気を出して否定する名前に絶句しながら年末のポトフパーティのことを思い出す。
仲睦まじく隣同士でいちゃいちゃ皿洗いをしていた姿もそのあと愛おしそうに頰を撫でていた姿も完全にカップルのソレにしか見えず、てっきり上手くいって付き合い始めたものだと思い込んでいた。
いやいや、あのいちゃつきぶりで付き合ってない?嘘だろ?じゃあなんであの場に当然のようにカラ松がいたんだよ。話を聞くにその買い物の時だって相当いちゃついている。何故か機嫌が悪くて?ヤキモチだろそんなの!!!!そのあとちょっといちゃつけばすぐ機嫌直してるのを聞くにその一択だろうに何が何故かだ!!鈍感か!?鈍感が過ぎるのか!?!?
言いたいことがありすぎてパクパク口を動かすも何も言えないチビ太の前で熱くなった顔を手のひらでパタパタと仰ぐ名前。
もー全く、チビ太はすぐ楽観的にそういうこと言う。
今迄も向こうにも気があるとかなんとか散々期待持たせておいて、結局は彼にとってただの親友なのだからもう期待しちゃうようなことは言わないで欲しい。
「親友だから特別かもしれないけど、カラ松くんはそういうんじゃないから」
「そうは言ってもおめぇ、名前の方は好きなんだろ?」
「…ううん、私も親友だと思ってるよ」
その声と表情に全く合っていないセリフを吐いておでんを頬張った女を何か言いたげに見つめた店主は、何も言えないまま黙って空いたグラスに日本酒を注いだ。
頼んだケーキとパフェを「親友だから当然」との理由でシェア。(俺も友達だから〜と向かいからスプーンを突っ込もうとしてきたおそ松の手には容赦無くフォークをぶっ刺して流血して大騒ぎするのも冷たい目線で見つめたまま「お前はただの友達だろう」と言い放った)
続きのショッピングも隣にべったり張り付いて、トト子ちゃんの相手もろくにせずこれが似合うんじゃないか、これは俺のパーフェクトファッションと合いそうだ、名前は何着ても可愛いな(さっき似合わないって言った服あったくせに)なんて世話を焼いては頭を撫でたり頰を撫でたりベルトを締めるために後ろから抱きつくように腰に腕を回したり。
他の兄弟が話しかけても名前が返事をする前に代わりに勝手な返事をしてしまったり。
「とにかく変だったの!!おかげで他の人にすっごい気を使って疲れた〜〜」
そう言って机に突っ伏した名前をなんとも言えない顔で見下ろすチビ太。
客が名前しかいない屋台で、先日の買い物の話を聞いていたのだ。
「…変っていうか…そりゃそうっていうか…お前らまだ親友とかって誤魔化してんのかよ?確かに本当のこと言ったらあの兄弟が黙っちゃいないだろうけど、そこまで隠す気ないならさっさと付き合ってるって言えば良いじゃねーか」
「…付き合ってる?誰と誰が?」
「は?名前ちゃんとカラ松の野郎の話だろ?」
ポカンと口を開けて固まってしまった名前に首をかしげるチビ太。
と、ボボボと音が出そうな勢いで首から額まで温度計が登るが如く色が変わった名前が真っ赤な顔の前で手をワタワタと動かした。
「えっ!?!?なんでそうなるの!?!?付き合ってないよ!!!!」
「ハァア!?付き合ってないのォ!?!?アレで!?!?!?!?」
「アレってなに!?!?」
目をぐるぐる回して顔から湯気を出して否定する名前に絶句しながら年末のポトフパーティのことを思い出す。
仲睦まじく隣同士でいちゃいちゃ皿洗いをしていた姿もそのあと愛おしそうに頰を撫でていた姿も完全にカップルのソレにしか見えず、てっきり上手くいって付き合い始めたものだと思い込んでいた。
いやいや、あのいちゃつきぶりで付き合ってない?嘘だろ?じゃあなんであの場に当然のようにカラ松がいたんだよ。話を聞くにその買い物の時だって相当いちゃついている。何故か機嫌が悪くて?ヤキモチだろそんなの!!!!そのあとちょっといちゃつけばすぐ機嫌直してるのを聞くにその一択だろうに何が何故かだ!!鈍感か!?鈍感が過ぎるのか!?!?
言いたいことがありすぎてパクパク口を動かすも何も言えないチビ太の前で熱くなった顔を手のひらでパタパタと仰ぐ名前。
もー全く、チビ太はすぐ楽観的にそういうこと言う。
今迄も向こうにも気があるとかなんとか散々期待持たせておいて、結局は彼にとってただの親友なのだからもう期待しちゃうようなことは言わないで欲しい。
「親友だから特別かもしれないけど、カラ松くんはそういうんじゃないから」
「そうは言ってもおめぇ、名前の方は好きなんだろ?」
「…ううん、私も親友だと思ってるよ」
その声と表情に全く合っていないセリフを吐いておでんを頬張った女を何か言いたげに見つめた店主は、何も言えないまま黙って空いたグラスに日本酒を注いだ。