夢だけど夢じゃない
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心臓がひっくり返るかと思った。
上手く笑えてただろうか。
変な間を開けてなかっただろうか。
「なぁハニー?」
さもいつも通りかのように落とされた爆弾によって致命傷を負ったものの、それに深い意味など無いと知っている。
今迄言われたことがないけれど、松野カラ松という男は女と見ればハニーだのフラワーだのマイラブだのどこかで聞いたことのある浮ついた寒い呼び名で呼ぶのがデフォルトじゃないか。
どんなモブ相手でも、準レギュラーキャラ相手でもそこはブレなかったじゃないか。散々セリフ覚えるレベルで繰り返し見たアニメを思い出せ。これが彼の通常運転。むしろ今迄呼ばれなかった方が変というか気づかなかっただけで呼ばれてたかも。呼んでたよねたまに。きっと。
だからこの突然のハニー呼びに心臓を早める必要はない、決してないのだ。
学んだだろ名前、もう期待はしない、勘違いもしない、私はカラ松くんの「特別な親友」、特別枠。親友だから。それで良しとしたでしょう。これ以上、無駄に期待して傷付きたくない。
ずっとずっとカラ松くんと仲良くしていられる「特別」でありたい。だから私は「親友」なのだ。ハニーと呼ばれようとバディと呼ばれようと「親友」なのだ。よしよし。
自分にしっかり言い聞かせる。
ようやくいつものカラ松節が戻ったんだ、生カラ松節だぞ!めっちゃ嬉しいじゃん!贅沢じゃん!よっ待ってました!!!
そんな気持ちで呼んできた彼をにこりと見上げれば、少し青ざめたショックを受けたような顔で見下ろされていた。
えっ、なに、私が返事しないから無視したと思われてる!?
無視じゃないの、急すぎてびっくりしただけ!ごめんごめん!
慌ててへらへらと笑いながら名前を呼べば、カラ松はビクッとしたあとへにゃと情け無い顔でぎこちなく笑った。
え?なに?かわいいけどどうしたの?
周りの兄弟たちも微妙な顔をしているのに気付かないままゲーム大会はスタートした。
上手く笑えてただろうか。
変な間を開けてなかっただろうか。
「なぁハニー?」
さもいつも通りかのように落とされた爆弾によって致命傷を負ったものの、それに深い意味など無いと知っている。
今迄言われたことがないけれど、松野カラ松という男は女と見ればハニーだのフラワーだのマイラブだのどこかで聞いたことのある浮ついた寒い呼び名で呼ぶのがデフォルトじゃないか。
どんなモブ相手でも、準レギュラーキャラ相手でもそこはブレなかったじゃないか。散々セリフ覚えるレベルで繰り返し見たアニメを思い出せ。これが彼の通常運転。むしろ今迄呼ばれなかった方が変というか気づかなかっただけで呼ばれてたかも。呼んでたよねたまに。きっと。
だからこの突然のハニー呼びに心臓を早める必要はない、決してないのだ。
学んだだろ名前、もう期待はしない、勘違いもしない、私はカラ松くんの「特別な親友」、特別枠。親友だから。それで良しとしたでしょう。これ以上、無駄に期待して傷付きたくない。
ずっとずっとカラ松くんと仲良くしていられる「特別」でありたい。だから私は「親友」なのだ。ハニーと呼ばれようとバディと呼ばれようと「親友」なのだ。よしよし。
自分にしっかり言い聞かせる。
ようやくいつものカラ松節が戻ったんだ、生カラ松節だぞ!めっちゃ嬉しいじゃん!贅沢じゃん!よっ待ってました!!!
そんな気持ちで呼んできた彼をにこりと見上げれば、少し青ざめたショックを受けたような顔で見下ろされていた。
えっ、なに、私が返事しないから無視したと思われてる!?
無視じゃないの、急すぎてびっくりしただけ!ごめんごめん!
慌ててへらへらと笑いながら名前を呼べば、カラ松はビクッとしたあとへにゃと情け無い顔でぎこちなく笑った。
え?なに?かわいいけどどうしたの?
周りの兄弟たちも微妙な顔をしているのに気付かないままゲーム大会はスタートした。