夢だけど夢じゃない
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「はい、じゃあ今日はここまで〜。名前ちゃんすごく良くなったんじゃない?トト子とも息ぴったりって感じ」
「ありがと〜」
ここのところ毎日トト子ちゃんのお部屋でアイドルライブの練習をしている。
キラキラと嬉しそうな笑顔で話しかけてくるトト子ちゃんに、汗だくで持参したスポーツドリンクを飲みながらお礼を返す。
やっとまともに歌って踊ってが出来るようになった私と違い、トト子ちゃんはそこまで息も上がってないし汗もそんなにかいてない。すごい。つよい。
「汗ビショビショのまま帰ったら風邪ひいちゃうから今日もシャワー浴びてって〜」
「わーありがとうお言葉に甘えさせていただきます…」
最近はこうしてレッスン後に弱井家のお風呂を借りている。とてもありがたい。むつごにバレたらやばそう。
カバンから持ってきた着替えとバスタオルを取り出してお風呂を借りに部屋を出た。
キュッと蛇口をひねれば古いホースの先からシャワーが湯気と共に溢れ出す。
トト子ちゃんのおうちは懐かしい感じの古き良き昭和の家、という感じで脱衣所も寒ければ風呂場も寒い。冷たいタイル張りの床に触れる面積を減らしたくて爪先立ちしながら身体を温めようと汗だくになった頭からシャワーをかぶる。あーあったかい気持ち〜…
「名前ちゃん!!!!」
「キャアア!?!?」
突然ガラッと風呂場の引き戸が開き、磨りガラスの扉からトト子ちゃんが顔を突っ込んできた。
入浴中に誰かが入ってくる想定をしていなかったため心臓が縮み上がるくらいビビったし女の子みたいな悲鳴を上げてしまった。女の子だけど。
扉の隙間から頭だけこちらに突っ込んだトト子ちゃんは鼻息荒く「決まったよ!!!!」と叫んだ。
「???」
「デビューの日!!今週の日曜!」
「えっ!?今週末!?急だね!?!?」
「さっき連絡きて!もうライブハウスも抑えたしチケット売り始めたって!!!!いよいよユニットデビューかぁ〜楽しみ!!がんばろーねっ!」
きゃっきゃとテンション高く喜んだトト子ちゃんはそれだけ言うとピシャッと扉を閉めて行ってしまった。
シャワーを浴びながら全裸で立ち尽くす私はしばらく誰もいなくなった磨りガラス戸を唖然と眺めていた。
「ありがと〜」
ここのところ毎日トト子ちゃんのお部屋でアイドルライブの練習をしている。
キラキラと嬉しそうな笑顔で話しかけてくるトト子ちゃんに、汗だくで持参したスポーツドリンクを飲みながらお礼を返す。
やっとまともに歌って踊ってが出来るようになった私と違い、トト子ちゃんはそこまで息も上がってないし汗もそんなにかいてない。すごい。つよい。
「汗ビショビショのまま帰ったら風邪ひいちゃうから今日もシャワー浴びてって〜」
「わーありがとうお言葉に甘えさせていただきます…」
最近はこうしてレッスン後に弱井家のお風呂を借りている。とてもありがたい。むつごにバレたらやばそう。
カバンから持ってきた着替えとバスタオルを取り出してお風呂を借りに部屋を出た。
キュッと蛇口をひねれば古いホースの先からシャワーが湯気と共に溢れ出す。
トト子ちゃんのおうちは懐かしい感じの古き良き昭和の家、という感じで脱衣所も寒ければ風呂場も寒い。冷たいタイル張りの床に触れる面積を減らしたくて爪先立ちしながら身体を温めようと汗だくになった頭からシャワーをかぶる。あーあったかい気持ち〜…
「名前ちゃん!!!!」
「キャアア!?!?」
突然ガラッと風呂場の引き戸が開き、磨りガラスの扉からトト子ちゃんが顔を突っ込んできた。
入浴中に誰かが入ってくる想定をしていなかったため心臓が縮み上がるくらいビビったし女の子みたいな悲鳴を上げてしまった。女の子だけど。
扉の隙間から頭だけこちらに突っ込んだトト子ちゃんは鼻息荒く「決まったよ!!!!」と叫んだ。
「???」
「デビューの日!!今週の日曜!」
「えっ!?今週末!?急だね!?!?」
「さっき連絡きて!もうライブハウスも抑えたしチケット売り始めたって!!!!いよいよユニットデビューかぁ〜楽しみ!!がんばろーねっ!」
きゃっきゃとテンション高く喜んだトト子ちゃんはそれだけ言うとピシャッと扉を閉めて行ってしまった。
シャワーを浴びながら全裸で立ち尽くす私はしばらく誰もいなくなった磨りガラス戸を唖然と眺めていた。