リクエスト:不運の嵐をそよ風に
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・森尾
帰り道、途中で車がエンストしてしまった。
サイドブレーキをはずし、オレと梅は車を後ろから押して車道の端を進んでいた。
坂道が足にこたえる。
「ほらね…」
梅は「やっぱり」と言いたげだったが、オレは首を横に振った。
「こんなの、不運のうちに入らないよ。帰りが遅くなるだけ」
梅は嬉しそうな笑みを浮かべる。
思わず力を緩めてしまった。
車が後ろに下がる。
「森尾!」
「うわっと」
再び力を入れて車を押した。
「ねえ、みんなにはなんて説明する気?」
「大丈夫。なんだかんだ言っても、あいつらは受け入れやすい奴らだ」
梅にオレ達が能力者だってことは、帰ってから話そう。
気味悪がられる心配もないだろう。
しばらく押し進み、坂道の頂上に着いた。
下は下り坂だ。
「ここから車に乗りなよ。下り坂だし、あとはオレひとりでも…」
「ううん。もう少し…、この風に当たっていたい…」
フワリと吹いた風にオレの髪がなびく。
思わず目をつぶって再び開くと、すぐ目の前に彼女の顔が近付いた。
オレは笑みを浮かべ、口付けをする。
キミはこのオレに、幸せを届けてくれた…。
.END
帰り道、途中で車がエンストしてしまった。
サイドブレーキをはずし、オレと梅は車を後ろから押して車道の端を進んでいた。
坂道が足にこたえる。
「ほらね…」
梅は「やっぱり」と言いたげだったが、オレは首を横に振った。
「こんなの、不運のうちに入らないよ。帰りが遅くなるだけ」
梅は嬉しそうな笑みを浮かべる。
思わず力を緩めてしまった。
車が後ろに下がる。
「森尾!」
「うわっと」
再び力を入れて車を押した。
「ねえ、みんなにはなんて説明する気?」
「大丈夫。なんだかんだ言っても、あいつらは受け入れやすい奴らだ」
梅にオレ達が能力者だってことは、帰ってから話そう。
気味悪がられる心配もないだろう。
しばらく押し進み、坂道の頂上に着いた。
下は下り坂だ。
「ここから車に乗りなよ。下り坂だし、あとはオレひとりでも…」
「ううん。もう少し…、この風に当たっていたい…」
フワリと吹いた風にオレの髪がなびく。
思わず目をつぶって再び開くと、すぐ目の前に彼女の顔が近付いた。
オレは笑みを浮かべ、口付けをする。
キミはこのオレに、幸せを届けてくれた…。
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