リクエスト:不運の嵐をそよ風に
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
・梅
『死神』
痛む右腕を押さえ、その2文字を何度も何度も頭の中で繰り返す。
空は闇、けれど街は光で溢れていた。
人通りの少ない歩道を歩き、つらつらと考える。
まただ
次は…、
次は誰を殺してしまうの?
気付かないうちに、大通りへと出た。
すれ違う人達は私のことを知らない。
「死神」とも呼ばない。
だからといって、居心地のいい場所ではない。
大通りの曲がり角を曲がろうとして、足を止めた。
人目につくような3人組がいたからだ。
ひとりは赤髪の女の人、ひとりは黒髪で裸足の男の人、ひとりは眼帯で金髪の男の人。
なにをしているのかと思えば、たい焼き屋である屋台の前でたい焼きが焼き上がるのを待っていた。
「おっちゃん、アンコぎっしりで頼むぜ。しっぽの先まで!」
「華音も、カスタードたっぷり!」
「はいよ」
黒髪の人と赤髪の人の注文に、屋台のオジサンは苦笑して返事を返した。
金髪の人は右手で顔を覆い、恥ずかしそうな仕草をする。
「おまえら、いい大人なのに…」
それでも、焼き立てのたい焼きを頬張る2人の姿を見て、金髪の人は優しく微笑んだ。
.
『死神』
痛む右腕を押さえ、その2文字を何度も何度も頭の中で繰り返す。
空は闇、けれど街は光で溢れていた。
人通りの少ない歩道を歩き、つらつらと考える。
まただ
次は…、
次は誰を殺してしまうの?
気付かないうちに、大通りへと出た。
すれ違う人達は私のことを知らない。
「死神」とも呼ばない。
だからといって、居心地のいい場所ではない。
大通りの曲がり角を曲がろうとして、足を止めた。
人目につくような3人組がいたからだ。
ひとりは赤髪の女の人、ひとりは黒髪で裸足の男の人、ひとりは眼帯で金髪の男の人。
なにをしているのかと思えば、たい焼き屋である屋台の前でたい焼きが焼き上がるのを待っていた。
「おっちゃん、アンコぎっしりで頼むぜ。しっぽの先まで!」
「華音も、カスタードたっぷり!」
「はいよ」
黒髪の人と赤髪の人の注文に、屋台のオジサンは苦笑して返事を返した。
金髪の人は右手で顔を覆い、恥ずかしそうな仕草をする。
「おまえら、いい大人なのに…」
それでも、焼き立てのたい焼きを頬張る2人の姿を見て、金髪の人は優しく微笑んだ。
.