短編:番犬は咎人と語る
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・由良
手には鉄の手枷、足には鉄の足枷、首には鉄の鎖。
その状態のまま、法廷に立たされ、周りから罵声を浴びせられながら、裁判官が口を開くのを待つ。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
外から聞こえるのか、中から聞こえるのかわからない。
あるいは、どちらとも言える。
―――ああ、うぜえ…。
耳障りだ。
いい加減、この状態も疲れてきた。
座っていいかな。
ダメだろうな。
手も足もだるくなってきた。
重さ何キロぐらいだろうか。
裁判官が口を開く。
「被告人、由良匠……―――…」
周りがうるさくて、名前しか聞こえない。
「静粛に」と裁判官は何度も繰り返したが、罵声の洪水は止まらない。
裁判官は諦め、オレが犯した罪を並べていった。
―――おまえらだって…。
この言葉ははっきりと聞きとれた。
「―――よって、死刑」
―――人殺しだろ?
今日からオレの名前は“死刑囚”だ。
.
手には鉄の手枷、足には鉄の足枷、首には鉄の鎖。
その状態のまま、法廷に立たされ、周りから罵声を浴びせられながら、裁判官が口を開くのを待つ。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
人殺し。
外から聞こえるのか、中から聞こえるのかわからない。
あるいは、どちらとも言える。
―――ああ、うぜえ…。
耳障りだ。
いい加減、この状態も疲れてきた。
座っていいかな。
ダメだろうな。
手も足もだるくなってきた。
重さ何キロぐらいだろうか。
裁判官が口を開く。
「被告人、由良匠……―――…」
周りがうるさくて、名前しか聞こえない。
「静粛に」と裁判官は何度も繰り返したが、罵声の洪水は止まらない。
裁判官は諦め、オレが犯した罪を並べていった。
―――おまえらだって…。
この言葉ははっきりと聞きとれた。
「―――よって、死刑」
―――人殺しだろ?
今日からオレの名前は“死刑囚”だ。
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