短編:正々堂々と時に卑怯
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
・閉会式
競技が全て終了し、白組と赤組は朝礼台の前に集合した。
太「どっちの優勝だと思う?」
伶「白組だろ」
由「赤組が最初押し押しだったじゃねえか」
レン「けど、最後にキメたのは白組だ」
由紀恵が朝礼台に上がり、団長の太輔と勇太が前に出る。
ユ“皆さん、体育祭お疲れ様でした。いい健闘ぶりでしたね。奮闘の果て、見事優勝したチームは…”
太輔と勇太は唾を飲み込んだ。
由紀恵は一拍置き、口を開く。
ユ“白組!!”
白組全員が歓声を上げる直前、
ユ“―――と、赤組でーす!”
付け加えられ、その場にいる全員が完全に停止する。
全員「……は?」
ユ“合同優勝です。おめでとうございます”
勇「2チームなのに、合同優勝もなにも…」
太「まさか、同点とか?」
困惑する2人に、由紀恵は手を頬に当て困った仕草をする。
ユ“それが…”
由紀恵が言うには、得点をつける係を決めるのを忘れてしまい、先程ようやくそれに気付いたそうだ。
全員「ええええええ!!?」
当然、全員は仰天の声を上げた。
恵「じゃあ、今までの競技の得点はすべて…」
レン「ノーカウント!?」
ユ“申し訳ないけど…”
今更、やり直しもできない。
そこで申し出たのが太輔だ。
太「ちょっとユキエさん、いくらなんでも、そんなのあんまりな話だ」
その背後で白組と赤組が応援する。
由「言ってやれ、タイスケ」
レン「ガツン! と」
パシン…
不吉な小さな音が聞こえた。
太「別にどっちも失格よりはいいじゃねえか」
こちらに戻ってきた太輔の意見は変わっていた。
レン・森・勇「おおい!!」
伶「あんのババア」
バールを手にする伶。
誰も止めに入る者はいない。
ユ“これにて、体育祭を終了しまーす”
*****
翌日、太輔達は朝から校内の掃除をしていた。
教室は男子が、廊下は女子が掃除している。
太「勝敗が決まらなかったからって、朝から掃除はねえよな」
ほうきの柄にアゴをのせた太輔がぼやく。
伶「オレら教師も参加してんだ。文句言うな」
教師達は教室内の机や椅子を後ろにさげたり、窓を拭いていた。
男子生徒達は黒板の前からほうきで掃いたり、モップで拭いたりしている。
ちなみに、伶と森尾と由良が机運びで、麻生とミケーレが窓ふき、太輔と勇太がほうき、広瀬とルドガーがモップである。
由「そーそー。終わったら幻プリンが待ってんだぜ♪」
森「確かにアレはおいしいが…」
勇「ま、食べ放題だから、さっさとやっちまおうぜ」
それが両者に与えられたご褒美だ。
レン「おまえら男子はいいさ」
女子達が廊下掃除に使っていたモップを手に、教室に入ってくる。女子全員、メイド姿だ。
レン「あたしらなんか、充分罰ゲームらしい」
奈・恵「……………」
華「体育じゃあるまいし、わざわざ着替えるのメンドイのよねぇ―――」
葵「こっちはだいぶ終わったよ~」
校則第9条、清掃時にはメイド服を着用のこと。
由「校則なんだから仕方ねえだろ。…お、似合ってるぜ?」
レン「その口にタワシねじ込むぞ」
タワシを左手に構える。
その時、放送が流れた。
由紀恵の声だ。
ユ“皆さんにお知らせです。掃除後の幻プリンが事情により、5個しか入荷できませんでした”
全員「え!!?」
ユ“早い者勝ちなので、皆さんはりきってまいりましょう~! よ―――い、ドン!”
スピーカーからピストル音が鳴り響く。
レン「また走るのかよ…って由良がもういない!!」
ひっくり返った机だけが残っていた。
全員が教室や窓から飛び出す。
太「走れ―――!!」
はたして、幻プリンは誰の手に!?
.END
競技が全て終了し、白組と赤組は朝礼台の前に集合した。
太「どっちの優勝だと思う?」
伶「白組だろ」
由「赤組が最初押し押しだったじゃねえか」
レン「けど、最後にキメたのは白組だ」
由紀恵が朝礼台に上がり、団長の太輔と勇太が前に出る。
ユ“皆さん、体育祭お疲れ様でした。いい健闘ぶりでしたね。奮闘の果て、見事優勝したチームは…”
太輔と勇太は唾を飲み込んだ。
由紀恵は一拍置き、口を開く。
ユ“白組!!”
白組全員が歓声を上げる直前、
ユ“―――と、赤組でーす!”
付け加えられ、その場にいる全員が完全に停止する。
全員「……は?」
ユ“合同優勝です。おめでとうございます”
勇「2チームなのに、合同優勝もなにも…」
太「まさか、同点とか?」
困惑する2人に、由紀恵は手を頬に当て困った仕草をする。
ユ“それが…”
由紀恵が言うには、得点をつける係を決めるのを忘れてしまい、先程ようやくそれに気付いたそうだ。
全員「ええええええ!!?」
当然、全員は仰天の声を上げた。
恵「じゃあ、今までの競技の得点はすべて…」
レン「ノーカウント!?」
ユ“申し訳ないけど…”
今更、やり直しもできない。
そこで申し出たのが太輔だ。
太「ちょっとユキエさん、いくらなんでも、そんなのあんまりな話だ」
その背後で白組と赤組が応援する。
由「言ってやれ、タイスケ」
レン「ガツン! と」
パシン…
不吉な小さな音が聞こえた。
太「別にどっちも失格よりはいいじゃねえか」
こちらに戻ってきた太輔の意見は変わっていた。
レン・森・勇「おおい!!」
伶「あんのババア」
バールを手にする伶。
誰も止めに入る者はいない。
ユ“これにて、体育祭を終了しまーす”
*****
翌日、太輔達は朝から校内の掃除をしていた。
教室は男子が、廊下は女子が掃除している。
太「勝敗が決まらなかったからって、朝から掃除はねえよな」
ほうきの柄にアゴをのせた太輔がぼやく。
伶「オレら教師も参加してんだ。文句言うな」
教師達は教室内の机や椅子を後ろにさげたり、窓を拭いていた。
男子生徒達は黒板の前からほうきで掃いたり、モップで拭いたりしている。
ちなみに、伶と森尾と由良が机運びで、麻生とミケーレが窓ふき、太輔と勇太がほうき、広瀬とルドガーがモップである。
由「そーそー。終わったら幻プリンが待ってんだぜ♪」
森「確かにアレはおいしいが…」
勇「ま、食べ放題だから、さっさとやっちまおうぜ」
それが両者に与えられたご褒美だ。
レン「おまえら男子はいいさ」
女子達が廊下掃除に使っていたモップを手に、教室に入ってくる。女子全員、メイド姿だ。
レン「あたしらなんか、充分罰ゲームらしい」
奈・恵「……………」
華「体育じゃあるまいし、わざわざ着替えるのメンドイのよねぇ―――」
葵「こっちはだいぶ終わったよ~」
校則第9条、清掃時にはメイド服を着用のこと。
由「校則なんだから仕方ねえだろ。…お、似合ってるぜ?」
レン「その口にタワシねじ込むぞ」
タワシを左手に構える。
その時、放送が流れた。
由紀恵の声だ。
ユ“皆さんにお知らせです。掃除後の幻プリンが事情により、5個しか入荷できませんでした”
全員「え!!?」
ユ“早い者勝ちなので、皆さんはりきってまいりましょう~! よ―――い、ドン!”
スピーカーからピストル音が鳴り響く。
レン「また走るのかよ…って由良がもういない!!」
ひっくり返った机だけが残っていた。
全員が教室や窓から飛び出す。
太「走れ―――!!」
はたして、幻プリンは誰の手に!?
.END