短編:飛び入り転校生
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HRの時間、伶は教卓に立っていきなり切り出した。
伶「これから持ち物検査を始める」
生徒全員「え―――!?」
葵「聞いてない――っ」
伶「対策を打たれる前に行うのが当たり前だ。全員、カバンを机の上に置け」
伶が生徒達に指をさしながら言う。
生徒達は渋々、机の上に自分の通学用カバンを置いた。
中には、落ち着かない顔をした生徒達が何人かいる。
今から始まるかと思ったが、突然、教室に教員達が入ってきた。
全員、カバンを持っている。
華「ちょっとー、なんで華音達まで持ち物検査するのー?」
華音が頬を膨らませながら言った。
伶「先生方も徹底的に調べてください、と校長が…」
由「メンドクセー…」
文句を言っても変更はない。
教員達も生徒の机の上にカバンを置いた。
生徒と教員は教室の後ろへと下がり、伶と純が調べていくのを黙って眺めていた。
伶と純は、近い方からカバンを開けて順番に中身を調べていく。
太輔、葵、広瀬、恵、D4、D2、マクファーソン、ホーナー、雨宮、ミケーレ、麻生のカバンが教卓の上に載せられる。
問題物がなかったからだ。
伶「華音先生、化粧品ばかり持ってこないでください」
華「ほ…、ほっといて」
華音のショルダーバックには化粧品が詰め込まれていた。
伶「勇太…、なんだコレ…」
勇太の通学用カバンには、フリースビー、骨、犬笛などが入っている。
勇「犬輔いじめ用グッズ☆」
太「ワウ!?」
悪魔の羽根が生える勇太。
伶「奈美、カバン重すぎ!」
奈美の通学用カバンの中にはダンベルが入っていた。
奈「修行です…」
伶「レン、カバン軽すぎ!」
レンの通学用カバンの中にはなにも入っていない…と思ったがソーイングセットがひとつ。
伶「ほんのり女子を出すな!」
レン「ほっとけ」
伶「由良先生は教材を持ってきてください!! 教員だろ! カバンですらないし!」
由良の小袋には菓子類がぎっしりと詰まれていた。
由「バレたか」
伶「麻生先生、勧誘しないでくださいって言ったでしょ! ルドガー君も勧誘されるな!」
ルドガーの通学用カバンには聖書やら十字架やらが入っていた。
明らかに勧誘された証拠だ。
ル「“生”とはなんだ…」
また始まった。
それを無視し、伶は全員に背中を向け、森尾の手提げカバンを調べる。
すると、とんでもないものが出てきた。
伶・純「!!」
伶「………森尾先生…」
伶が見つけたものがわかったのか、森尾はすぐに否定する。
森「いやっ、それはそこの木に張り付けてあったのをたまたま…」
生徒と教員達は「?」と顔をするが、レンと奈美は違った。
はっとし、顔を見合わせる。
レン・奈(まさか…!?)
太輔の写真が貼られた呪いのわら人形を思い出し、トラウマ発動。
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