短編:アライブクエスト
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空飛ぶ車に乗った勇者達は島にある城を見つけた。
船では越えられない渦を越え、森の上も越え、魔法使い華音が声を上げた。
華「ご到着~!!」
ガンッ ゴンッ ガンッ
ドゴ―――ンッ!!
全「……………」
かなり乱暴な着陸だった。
木や岩にぶつかり、最後はひっくり返って木にぶつかったのである。
レン「荒々しい…」
勇者達はなんとか車から這い出て、城の真っ正面に立った。
魔王由良は弱っているため、剣士森尾がおぶっている。
太「……そんじゃ」
レン「堂々と行くか!」
華「どぉーん!」
ドオンッ
魔法使い華音が扉を爆破した!
真っ正面から突っ込むと、わらわらとモンスター達が向かってきた。
由「全部、あの魔王の部下共だ…」
レン「邪魔だ!!」
太「どけ!!」
勇者レンは“雷”を使い、
勇者太輔は“炎”を使い、
シーフ勇太は敵達を“隔離”し、
シーフ葵は敵達の銃を取り上げ、
剣士森尾は“風”を使い、
格闘家奈美は“氷”を使い、
魔法使い華音は“爆破”していく!
しかし、それでも敵は溢れるように出てきた。
レン「次から次へと…。製造工場でもあるのかよ!」
勇「ここはオレ達に任せて、みんな、先行って!」
太「ユータ!?」
葵「早く!」
奈「私も残る! 心配するな!」
太「……………」
レン「任せよう、太輔! このままじゃ、いつまでも経っても進めない!!」
勇者レンは勇者太輔の袖を引っ張る。
太「気をつけろよ!?」
勇者レン達は城の中へと入っていった。
それから勇者達は入ってすぐのところにあるエレベーターの前に立つ。
ボタンを押してみるが、止められているようだ。
由「……チッ。やっぱり無理か」
魔王由良は行き帰りはこのエレベーターを使って玉座に行くのである。
仕方なく、城の中にある長い階段をのぼり、廊下に出る。
ここに来る途中も敵が襲いかかってきたが、この階に着いた途端、それがぱったりとやんだ。
森「敵は…?」
由「ここはトラップエリアだ。気ぃつけろ」
レン「トラップ……」
勇者達は慎重に進んでいく。
太「……別に、なにも起き……」
カチッ
勇者太輔が足下のスイッチを踏んだ!
横の壁にいくつもの穴が空き、
ガガガガガッ
「わあ!?」
たくさんの矢が飛んできた!
勇者達はその場に伏せて避けた!
おさまったあと、ゆっくりと体を起こす。
華「し…、死んじゃう…」
レン「トラップどこに仕掛けたか覚えてないのか?」
由「……………」
森「忘れたな?」
太「自分の城だろ」
カチッ
今度は勇者レンが踏んだ!
レン「!!」
カコ―――ンッ
レン「いだあ!?」
勇者レンの頭にタライが直撃!
太「タライ…」
レン「由良ぁ…」
由「オレに怒んなよ」
そのあともトラップは続いた。
天井から降ってくる槍、
壁から飛び出す斧、
火炎放射、
地雷……。
避けたり、攻撃をぶつけて防いだりしているうちに、階段が見えてきた。
レン「トラップ…、突破…?」
森「のぼろう!」
剣士森尾が魔王由良を背負ったまま、階段をのぼろうとしたとき、
ガラッ
全「!?」
剣士森尾の足下が崩れた。
最後のトラップだ。
由・森「な…!?」
2人はそのまま落下してしまった。
レン「……ウソ…だろ…?」
勇者レンは崩れた穴に駆け寄り、下を窺った。
真っ暗でなにも見えない。
絶望が募っていく。
レン「森尾! 由良!」
返事が返ってこない。
レン「おい!!」
太「レン、危ない!!」
勇者太輔が勇者レンを捕まえて落ちないようにする。
華「まさか…、2人とも……」
レン「し…、死んでんじゃねえよ!!」
由「死んでたまるか」
レン・太・華「!!?」
穴から剣士森尾と魔王由良が飛び出した。
宙に浮かぶ剣士森尾の背中に魔王由良がしがみついている。
森「オレ、飛べるんだった」
剣士森尾は自分の能力をうっかり忘れてしまっていたようだ。
レン「……………」
由「!」
勇者レンは泣いていた。
由「ウソ、マジ泣き?」
レン「~~~~っ!!」
バチンッ
勇者レンは張り手を食らわせた!
由「なんでオレだけ?」
*****
階段をのぼってすぐ、廊下が2つに分かれていた。
華「……どっち?」
由「……エレベーターしか使ったことねえからな」
森「おい」
レン「これは…、アレだな」
太「ん」
勇者太輔はクジを作り、メンバーに差し出した。
結果、勇者2人と魔王由良チーム、
剣士森尾と魔法使い華音チームに分かれた。
勇者達が左の道、剣士森尾達が右の道だ。
レン「じゃあ、ここからは」
森「ああ、気をつけろよ」
由「玉座を見つけたら、魔王と戦おうとせずにすぐに戻ってきてくれ。オレが死んじまう」
森「ああ」
そして、勇者達は二手に分かれた。
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