短編:過去拍手文
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・ストレッチ
風呂から上がったあと、頭にタオルをのせて髪を拭きながらリビングへと向かった。
「!」
床に両脚を180度開いた由良がいてビックリ。
「なにそれ」
「なにそれって、ストレッチだろ。おまえやらねえの?」
寝る前にやるといったら、腹筋と腕立てふせだけだ。
やりすぎると、また風呂に入らないといけないが。
由良は両脚を開いたまま、前にべたりと倒れる。
ありえない柔らかさだ。
そういえば、戦ってる時はこれを武器にされている。
身に付けておいたほうがいいかもしれない。
「あたしもやる」
頭にのせていたタオルをソファーの肘掛けにかけ、由良の目の前の床に座った。
両脚を開くが、
「……………」
扇形で止まってしまう。
そのまま前に倒れてようとしても、中途半端に止まってしまった。
ふと、目の前で由良がごろりとうつ伏せになってこちらを眺めていることに気付く。
気になって声をかけた。
「………なんだ?」
「いや、この角度、いい角度だなと……」
バスッ!
目の前の顔面にクッションをぶつけてやった。
肘掛けにかけていたタオルが床に落ちる。
気を取り直し、再度、ストレッチを試みた。
「……くっ…」
「カテーな…」
「う…るせえよ…っ」
腰が折れそうだ。
「手伝ってやる」
由良はあたしの後ろにまわり、背中をゆっくりと押した。
「痛たたた!」
両脚にも痛みが走る。
「トレーニングしてるくせに、なんでこんなに硬ェんだよ」
「ううっ…」
痛みを訴え、やめてもらった。
振り返って見上げた時には、由良に呆れた目を向けられていた。
言い返す言葉が見つからない。
というか、なにを言っても負け惜しみに聞こえるだろうな。
「これから毎日、風呂から上がったらストレッチしろ。徐々に柔らかくなってくから」
そう言ったあと「こんなの」と言って、上半身を反らしたり、立ったまま床についたり、腕を回したり、と見本を見せてくれた。
「両脚を180度開脚させたいなら…」
立ったまま徐々に脚を開いていく。
しまいにはそのままペタリと床についた。
「こいつ、骨ねえんじゃねえの?」と思う。
「限界まで開いていけ」
さっそく立ち上がり、実践してみる。
徐々に両脚を開けていく。
開けていくほど、痛みが増していった。
そろそろ限界に到達する。
「おい、ムリすんなよ」
横から由良が声をかけた。
「まだまだいける…」
もっと伸びるはず、と右脚を伸ばした。
その時、床に落ちたタオルを踏んでしまった。
床を滑るタオルにそのまま脚を伸ばされ、
グキッ
「キャァ―――――ッッ!!」
骨が外れた感覚にありえない叫び声が出る。
限界を通り過ぎ、危うくショックで気絶しそうになった。
「!!?」
由良もびっくり。
さすがに笑わなかった。
「動くなよ! 待ってろ! 勝っつん呼んでくる!」
「ま、待て―――!! レスキュー呼べ―――っ!!」
どのみち、この姿を人に見られるのは恥以外ない。
由良がリビングを飛び出したあと、華音が「うるさいなー」と不機嫌な声でリビングに入ってくるなり、あたしの変わり果てた姿を見て悲鳴を上げた。
.
風呂から上がったあと、頭にタオルをのせて髪を拭きながらリビングへと向かった。
「!」
床に両脚を180度開いた由良がいてビックリ。
「なにそれ」
「なにそれって、ストレッチだろ。おまえやらねえの?」
寝る前にやるといったら、腹筋と腕立てふせだけだ。
やりすぎると、また風呂に入らないといけないが。
由良は両脚を開いたまま、前にべたりと倒れる。
ありえない柔らかさだ。
そういえば、戦ってる時はこれを武器にされている。
身に付けておいたほうがいいかもしれない。
「あたしもやる」
頭にのせていたタオルをソファーの肘掛けにかけ、由良の目の前の床に座った。
両脚を開くが、
「……………」
扇形で止まってしまう。
そのまま前に倒れてようとしても、中途半端に止まってしまった。
ふと、目の前で由良がごろりとうつ伏せになってこちらを眺めていることに気付く。
気になって声をかけた。
「………なんだ?」
「いや、この角度、いい角度だなと……」
バスッ!
目の前の顔面にクッションをぶつけてやった。
肘掛けにかけていたタオルが床に落ちる。
気を取り直し、再度、ストレッチを試みた。
「……くっ…」
「カテーな…」
「う…るせえよ…っ」
腰が折れそうだ。
「手伝ってやる」
由良はあたしの後ろにまわり、背中をゆっくりと押した。
「痛たたた!」
両脚にも痛みが走る。
「トレーニングしてるくせに、なんでこんなに硬ェんだよ」
「ううっ…」
痛みを訴え、やめてもらった。
振り返って見上げた時には、由良に呆れた目を向けられていた。
言い返す言葉が見つからない。
というか、なにを言っても負け惜しみに聞こえるだろうな。
「これから毎日、風呂から上がったらストレッチしろ。徐々に柔らかくなってくから」
そう言ったあと「こんなの」と言って、上半身を反らしたり、立ったまま床についたり、腕を回したり、と見本を見せてくれた。
「両脚を180度開脚させたいなら…」
立ったまま徐々に脚を開いていく。
しまいにはそのままペタリと床についた。
「こいつ、骨ねえんじゃねえの?」と思う。
「限界まで開いていけ」
さっそく立ち上がり、実践してみる。
徐々に両脚を開けていく。
開けていくほど、痛みが増していった。
そろそろ限界に到達する。
「おい、ムリすんなよ」
横から由良が声をかけた。
「まだまだいける…」
もっと伸びるはず、と右脚を伸ばした。
その時、床に落ちたタオルを踏んでしまった。
床を滑るタオルにそのまま脚を伸ばされ、
グキッ
「キャァ―――――ッッ!!」
骨が外れた感覚にありえない叫び声が出る。
限界を通り過ぎ、危うくショックで気絶しそうになった。
「!!?」
由良もびっくり。
さすがに笑わなかった。
「動くなよ! 待ってろ! 勝っつん呼んでくる!」
「ま、待て―――!! レスキュー呼べ―――っ!!」
どのみち、この姿を人に見られるのは恥以外ない。
由良がリビングを飛び出したあと、華音が「うるさいなー」と不機嫌な声でリビングに入ってくるなり、あたしの変わり果てた姿を見て悲鳴を上げた。
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