25:返せ!
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翌日の夜、横須賀の海沿いにある遊歩道に、男がひとり。
欄干に手を置き、本部へと向かう空母を見送っていた。
(波動が遠のいてく…、ってことは、“心臓”はあの中か?)
ここしばらくの間、“アクロの心臓”と巡り合う機会を窺っていたが、能力は強力でもたったひとりで米軍基地に単身で乗り込むほど無謀ではなかった。
情報もほとんど手に入らない状態で様子見をしていた挙句、“アクロの心臓”は空母と共に出港してしまった。
(昨日は、やたら基地が騒がしかったが、ありゃあいったい…? 停電するわ、銃声がするわ、しまいには爆発音がするわ)
レン達が侵入中も基地の近くにはいたが、騒ぎに紛れようとは思わなかった。
“アクロの心臓”を載せた空母はどんどん東へ向けて離れて行く。泳ぐどころか、一般の船では追いつけないスピードだ。
「……ま、とりあえずオレも、東に向かってみっか!」
海路よりも空路で先回りした方が早そうだと判断した男―――由良は、踵を返す。
その際、星形の缶バッジを付けた左袖が翻った。
.To be continued