09.いざ、尋常に
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ボクが問いかけた答えは、いつまでも経っても返って来なかった。だって、もう決まっているから。選ぶなんて出来ない。そう、全ては初めから決まっていたんだ。
誰が決めたなんて野暮かもね。尋ねる事も、声にする事も無駄なのかも知れない。けれど、思う事は許してくれるよね。だって神様もそうやって生まれたのだから。
皆がね、言ったんだよ。願うなら、望むならってね。願っただけで解決出来ない事もあるのに、望んだだけで手に入る事なんて、有るのだろうか。
大勢の誰かの上に立つ人は、沢山いたんだ。
でも更にその上に立つ、皆を治める人は誰も居なかったんだって。だから困惑が混乱を呼び、希望が絶望に変わったんだって。
誰かが制御しないと、でも、誰も手を挙げないの。皆、見てみぬ振り。
だから仕方なく、その場の多数決で決める事にしたの。例え、全員揃って居なくても。
沢山の中から多数決で1人の女の子が選ばれた。未だ呆気ない、幼い少女だった。人の顔色を伺う生活ばかりしていたから、不穏な気配には人一倍敏感だった。
不安な事は何もない。不穏な気配など、有りはしない。ただ其処に在るのは…
彼女の言葉は絶大だった。
彼女の言葉は絶対だった。
彼女の言葉は制約だった。
彼女の言葉は予言だった。
彼女の言葉は、
…何時しか彼女は王と呼ばれた。
彼女が大人の女性へと成長した頃には、彼女の魂は其処にはなかった。残ったのは彼女の、
その後、彼女がどうなったか、なんて誰も知らない。だって彼女は、神様になったのだから。
誰が決めたなんて野暮かもね。尋ねる事も、声にする事も無駄なのかも知れない。けれど、思う事は許してくれるよね。だって神様もそうやって生まれたのだから。
皆がね、言ったんだよ。願うなら、望むならってね。願っただけで解決出来ない事もあるのに、望んだだけで手に入る事なんて、有るのだろうか。
大勢の誰かの上に立つ人は、沢山いたんだ。
でも更にその上に立つ、皆を治める人は誰も居なかったんだって。だから困惑が混乱を呼び、希望が絶望に変わったんだって。
誰かが制御しないと、でも、誰も手を挙げないの。皆、見てみぬ振り。
だから仕方なく、その場の多数決で決める事にしたの。例え、全員揃って居なくても。
沢山の中から多数決で1人の女の子が選ばれた。未だ呆気ない、幼い少女だった。人の顔色を伺う生活ばかりしていたから、不穏な気配には人一倍敏感だった。
不安な事は何もない。不穏な気配など、有りはしない。ただ其処に在るのは…
彼女の言葉は絶大だった。
彼女の言葉は絶対だった。
彼女の言葉は制約だった。
彼女の言葉は予言だった。
彼女の言葉は、
…何時しか彼女は王と呼ばれた。
彼女が大人の女性へと成長した頃には、彼女の魂は其処にはなかった。残ったのは彼女の、
その後、彼女がどうなったか、なんて誰も知らない。だって彼女は、神様になったのだから。