序章
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昼過ぎに施設にやってきた火影様を、職員と並んで出迎える。
火の文字が入った笠を外し、付き添い、護衛のベストを切る忍者へ手渡す。火影様はまず出迎えの職員たち一人ずつへ声をかけていた。
怪我の調子はどうだとか、家族は元気にしているかとか。その会話を聞いて知ったことだが、ここで働く職員は怪我をしてしまった忍者や、あるいは家族の都合で短時間だけ働く人が多いという事だ。
そして一番驚いたのは、施設長が足を欠損して義足だったということだ。いままで長が歩いているところを何度も見ていたが、その姿勢や足音に不自然さを感じたことなど一度も無かった。あまりの衝撃に、火影様と話していたところを遮って確認をしてしまったほどだった。
なんでも、施設長はもともと最前線で忍の小隊長として活躍するような実力のあるの忍者だったと。戦争で脚を失ってしまってから、現場から離れて生活していたところに里内の事業で指揮を取る人材として充てがわれたのだと。
「だからというか、うゆうが隠れてしていた修行も、遊ぶと言って図書館に通っていたことも全部知ってるんだ。お前みたいなのがいると、忍の勘が鈍らなくて良い。
まあ、この間の深夜徘徊の件は油断したがな…。」
「おお、そうじゃ、そうじゃ。うゆうにはその事と、もう一つ確認することがあった。」
火影様は少し身を屈めて、私の顔をしっかりと捉えた。
「うゆう、忍者を志しているかな?」
時間が止まったかのように感じた。また皮膚が熱い。
一年前に同じ質問をされたときには、中途半端に分からないとだけ答えたはずだ。
あの日から里の歴史も、忍者修行のようなことも続けてきた。それに、火影様やうちはの人たち、それと施設長とイルカお兄ちゃんも。忍者として生きる人たちにも触れた。
「わたしは、忍者に、」
なってみたい。
恐怖と畏怖で動けなかった。
瞳の奥に見える強い炎にあてられて、未来を知る世界を歩き始める覚悟を決めた。
火の文字が入った笠を外し、付き添い、護衛のベストを切る忍者へ手渡す。火影様はまず出迎えの職員たち一人ずつへ声をかけていた。
怪我の調子はどうだとか、家族は元気にしているかとか。その会話を聞いて知ったことだが、ここで働く職員は怪我をしてしまった忍者や、あるいは家族の都合で短時間だけ働く人が多いという事だ。
そして一番驚いたのは、施設長が足を欠損して義足だったということだ。いままで長が歩いているところを何度も見ていたが、その姿勢や足音に不自然さを感じたことなど一度も無かった。あまりの衝撃に、火影様と話していたところを遮って確認をしてしまったほどだった。
なんでも、施設長はもともと最前線で忍の小隊長として活躍するような実力のあるの忍者だったと。戦争で脚を失ってしまってから、現場から離れて生活していたところに里内の事業で指揮を取る人材として充てがわれたのだと。
「だからというか、うゆうが隠れてしていた修行も、遊ぶと言って図書館に通っていたことも全部知ってるんだ。お前みたいなのがいると、忍の勘が鈍らなくて良い。
まあ、この間の深夜徘徊の件は油断したがな…。」
「おお、そうじゃ、そうじゃ。うゆうにはその事と、もう一つ確認することがあった。」
火影様は少し身を屈めて、私の顔をしっかりと捉えた。
「うゆう、忍者を志しているかな?」
時間が止まったかのように感じた。また皮膚が熱い。
一年前に同じ質問をされたときには、中途半端に分からないとだけ答えたはずだ。
あの日から里の歴史も、忍者修行のようなことも続けてきた。それに、火影様やうちはの人たち、それと施設長とイルカお兄ちゃんも。忍者として生きる人たちにも触れた。
「わたしは、忍者に、」
なってみたい。
恐怖と畏怖で動けなかった。
瞳の奥に見える強い炎にあてられて、未来を知る世界を歩き始める覚悟を決めた。
