日記

『光が死んだ夏』モクモクれん

2023/09/03 00:13
マンガの話
 ネット検索をしていた時に、ふと広告を見掛けて気になっていて、今回買ってみました。

 内容もどんなのか分からないまま、ただ『面白い』ということで、ページを開いて読んだ私。

 今回もあらすじとネタバレありの感想でお届けします。

 よろしければお付き合い下さい。


~あらすじ 1巻裏表紙より抜粋~

 ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
 しかしある日、光だと思っていたものが別のナニカにすり替わっていたことに、よしきは確信を持ってしまう。
 それでも、一緒にいたい。
 友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では怪事件が起こっていき──。



 タイトルからして、光という少年が死んだことだけ分かりましたが、一体どんな作品なのかと読み進めたところ、ぐいぐいと物語に引き込まれていきました。

 最初のやりとりの数コマ後、「お前やっぱ光ちゃうやろ」のよしきの言葉で、急に現す光の正体に、一気にきました。

 バケモンになって戻って来た光をよしきは受け入れて、彼とのいつもの日常を過ごす。

 アイスを一緒に食べて、メンチカツ一緒に食べて、普通に会話をする。

 光の記憶と体を持つバケモンは、そのまんま生きてる光といるようで。

 シャワシャワ鳴くセミ、ゲコゲコ鳴くカエル、自転車のベルに止まるトンボ。

 町の夏景色はいつもと変わらない、光も光の姿だけど、でもそれはもう光じゃないナニカ。

 でも段々と、しかし確実に、よしきの周りに現れる怪異。

 そんな時によしきは、スーパーの帰りに話しかけてきたひとりの主婦に、ヤバいもんと離れないと「混ざる」と言われて……。


 もしも自分が、大切な人を失ったとして。

 もしもその大切な人とそっくりなバケモンが現れたら。

 果たして拒絶、出来るかなって思いました。

 よしきのように、バケモンと分かっていても、傍に居て欲しいと願ってしまいます、絶対に。

 だって、大切なその人はもう死んでいるんだから。

 続きが気になるラストで1巻は終わりました。

 光のフリをするナニカとは、なんなのか?

 モクモクれん先生が描く『光が死んだ夏』は現在3巻まで発売中です。

 

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