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　私は五条先生と寺社巡りや猫グッズなどにお金をかけていますが、姉は猫が趣味で猫にお金をかけています。

「わしの趣味は猫で、触れる推しなんや」

「いいなー触れる推しって」

　と、私が言うと、

「そうや、あんたの二次元の推しと違って、私の推しは四次元の推しなんや」

　ふふんっと、ドヤ顔をされました。

「いや、三次元でしょ？　四次元なら時間がプラスされるから、過去未来だよ？　小さい時のにゃんまるにも会えるの？」

「ちょっと小さい時のにゃんまるに会ってくるわーって出来るなんて、すごいな」

　と、ツッコミを入れてました。

　でも猫たちは気まぐれでわがまま、前回は喜んで食べてくれたおやつも、気分によって食べなかったり。

「人間だってな、プリン食べたくなる時もあれば、チョコ食べたくなる時もあるから仕方ないんや」

　そう言って姉は、出したおやつを猫たちが食べないと、違うおやつを出してしまいます。

「わしはな、にゃんまるの寝顔見て、にゃんまるがすぴーすぴーって鼻息鳴らして寝てるとな、『ああ、にゃんまるのために働かなきゃな』ってなるんや」

　そう幸せそうに話していました。

「まあホストに貢ぐよりマシだし、猫に貢いでるぐらいなら、いいんじゃない？」と、母。

　姉は猫、私はいまは五条先生のために、頑張って働きます！