02/??/2005　補遺：XXXX-7

映像記録：SCP-XXXX-1による収容違反


日時：02/??/2005　1:18
設置場所：人型収容サイト-06-3
　　　　　［編集済み］SCP-****収容セル
備考：一部音声及び映像データの復元に成功。
内容：

【映像記録開始】

00:03:03
SCP-XXXX-1は剣状発光体でSCP-****を壁へと固定。
SCP-****は顔を歪める。
「はっ！イイコにしてたと思ったら、いきなり夜這いなんざ情熱的だねっ…！」

00:03:25
SCP-XXXX-1はSCP-****の顔に自身の顔を接近させる。
「———ダ　　　　　テ。」
SCP-****は目を見開く。

00:03:38
SCP-****は笑顔を見せ、SCP-XXXX-1の頭部へと両手を伸ばす。
胸部からの出血を確認。
「……何だ。お前今、俺の名前呼んだのか？」

00:03:57
SCP-****の手がSCP-XXXX-1の頬部に接触。
「———ダン　テ。」
「うん。」
「ダ　　　ン　テ」
「聞こえてるよ、バージル。」
「ダ、ンテ」
「ははっ。何度も呼ばなくたって、ここにちゃんといるって。」

00:04:46
SCP-XXXX-1は更にSCP-****へと顔を接近させる。
SCP-****の口より、血液が流出。
「———を。」
「何だ？バージル。もう一回言ってくれ。もう一回、な？」

00:05:15
SCP-XXXX-1が左手でSCP-****の顎部に接触。
「———閻　魔刀、を。」（注意10）

00:05:31
SCP-****は更に笑みを深める。
「ああ、そうだな。閻魔刀を迎えに行ってやろう。閻魔刀はお前の刀だから。きっと閻魔刀も、お前を待ってる。」

00:05:59
SCP-****はSCP-XXXX-1の頭部を引き寄せる。
「リベリオンとスパーダだって、呼べばきっとすぐに来る。バージル、またやろう。蹴って殴って斬り合って。喧嘩しよう。例えお前がどんなになったって、俺が必ず引き摺り戻してやるから。だからバージル。俺と一緒に行こう。ここを出て、一緒に———」

00:06:47
SCP-XXXX-1とSCP-****の口唇による接触を確認。

【映像記録終了】


注意10：
魔剣士スパーダが創造したとされる三振りの剣状オブジェクトの一つです。
スパーダ、リベリオン、閻魔刀（やまと）の内、スパーダとリベリオンはSCP-****収容時に財団が収容していますが、閻魔刀の所在については現在調査中です。