Scar, Curse, Perdition


07/??/2004 補遺:XXXX-4

オブジェクトの移送計画について


07/??/2004、SCP-XXXX-1の再構築施術の全行程が終了しました。
現在SCP-XXXX-1は全長10.1フィート(約3.1m メートル)、458ポンド(約207キログラム)の、白人男性に酷似した形状へと再構築されています。
ただし皮膚は青白く、高い硬度を保ったままです。
また、大脳皮質及び脳幹の修復がほぼ完了したことから、SCP-XXXX-1からは特定の物体を目で追う等の眼球の随意的な追尾運動や、手を握り返すといった原始的な意図的運動を示すようになりました。
ただしそれは、SCP-****への曝露を行っている時に限定され、財団職員に対する同様の反応は観測されていません。
これらの形状及び形態の変化のため、SCP-XXXX-1は人型収容サイト-06-3の標準人型生物収容セルに移送される予定です。
なお、SCP-****も同様に移送が計画されており、承認される見込みです。

備考:
サイト-06には、SCP-XXXX-1及びSCP-****の恒常的な収容セルのほか、曝露に用いる専用セルを設置する予定です。
専用セルの仕様については、SCP-XXXXとSCP-****が幼少期に使用して子供部屋を模したものとします。
これはSCP-****からのヒアリングで、二つのオブジェクトは原則として常に闘争状態にあり、友好的な状態で過ごした場所は子供部屋を除いてほぼなかったとの発言があったことを反映しています。
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