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うさぎと再会して間もない頃、ねこはうさぎの行動範囲に現れる危険分子をコツコツとボコボコにしていました。
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一方コージはどこにも属さない流浪の無害猫でしたが、ねこの行動範囲内に居たためねこの喧嘩行脚に巻き込まれ、ねことは時に語り合い、時にボコり合ったりしながら信頼関係を構築します。
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やがてねこが強いオスとして認知されてくると取り巻きが増え、シマの統治にもボスの座にもメスにも興味の無いねこは、予期しない面倒事に直面してちょっと荒みます。
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そんな時、害獣退治の流れで意図せず命を助けたひ弱な猫・アリヤに付きまとわれるように。いよいようんざりしたねこはアリヤをボコってシマ運営とまとめて物理的にコージにぶん投げるのでした。
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コージはねこの顔を立てるようにシマ運営をしながらアリヤを比類なき問題児に育て上げ、やがてねこの存在はシマ内外から恐れられるようになり害獣も減りました。
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現在、コージから見たねこは面倒くさくて怖いけど昼寝の邪魔となる害獣を退治してくれる便利な存在で、アリヤから見たねこは命の恩人であり弟子入りできない師匠です。
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そしてねこにとってアリヤとコージは、「いくらボコっても折れなかった変なヤツら」。
それなりにリスペクトしている相手なのです。
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