レッドナイト
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『っっ………ごめんね、--秀っ………』
「気にやむな。それだけが、全てではないだろう?」
本当は分かっているのよ?
貴方も私と同じで望んでいること……
だけど私の体の環境のせいで、出来なくて申し訳ないのよ。
生理不順だった私は不妊に陥りやすい体
秀と付き合って2年間、彼からプロポーズをされ籍を要れて夫婦になった時間は約3年の月日が流れても、ずっと望んでいる命が私のお腹には宿る気配はない…………
できるなら欲しい。
そこで不妊治療を受けたいと秀に相談したら
「お前の気持ちもわかる。だがそれで体を壊すことになれば元も子もない…………いつか自然とできるさ。」
『………、うん、そうだね。…………待ってるよ、私達の元に天使(きみ)が降りてくるのをね?』
奈緒は夫の言葉に耳を傾けて、いつか膨らんで成長していくであろう、お腹を撫でれば秀一の手が奈緒の手と重ねて…………
その3ヶ月後には、漸く天使が舞い降りてきて
「奈緒っ………よく、やったな。」
『---ッッ……うん!秀……私達、ママとパパになるんだね?わたし、スッゴく嬉しい/////』
それからというもの、安定期に入るまで秀の過保護が終わらなくて困った時もあるけれど、それだけ愛されている実感が感じられ幸せ……
『??、なに読んでいるの?……!!…ふふっ、…もう読んで勉強しているの?』
「当たり前だろ?奈緒だけに育児を任せるわけにはいかないからな?いつでも助けてやれるようにな。」
『ありがとう////(秀はいつも手助けをしてくれているね?今も育児の知識を学んでこれから始まる私との育児を手伝えるように……ふふっ、こんな旦那様と結婚できて私は幸せな女ね。………)』
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時が流れるのはやっぱりあっという間で、私のお腹はもう大きなボールのように真ん丸になっていた
妊娠すると顔とか太ってしまうのでは!と心配していたが、私にはその心配はなく体重だけが増えてしまったけどこの子を産んだら少しは減量するわよね……?
このお腹を撫でる度に愛しくなって早く生まれてきて、って願ちゃうけど今は止して欲しいなー……
「奈緒ほんとうに大丈夫か?やはり家で休んでいたほうがいいんじゃないか?そろそろ出産予定日が近づいているだろう。」
『もうっ……今日は気分転換で外出しているのよ?ずっと家にいるのはしんどいの。』
相変わらず心配性の秀一さん。そんな彼を引っ張って私と秀はもうすぐ生まれてくる赤ちゃんのベビー服を買いにベビーファッション店に来店した
生まれてくる子は女の子だった。だからピンク色の服にするつもり、あっでも女の子に水色ってのもいいよね~!
悩む私に秀は「両方買えばいいだろ?」とやんわりと旦那様がレジに持っていく姿にますます惚れちゃいます///
その帰り道にどうして……っ……
パアッン!!!
キャア!!?ザワザワ!!
「う、動くな!俺に近づいてみろ!この妊婦がどうなってもいいのか!?」
『うぅっ………お願いです。この子に私のお腹の子には危害を加えないでくださいっ』
「それはお前次第だ。…!?、そこのニット帽の男!妙な真似をしてみろ!人質に風穴があくぜ?」
「クッ………奈緒っ」
秀の表情が険しく怒りの感情が宿ってる。私は男の腕が首を絞めていて苦しい、右手には拳銃、最初に撃った威嚇射撃を聞いてその弾丸がお腹の子か秀に当たったらと思うと酷く恐怖が襲う
彼はFBI捜査官だけどやっぱり銃口を向けられている状況に、"だめ!私を助けようとしないで大人しくしてて"と心の中で伝えていると男が私と共に後退りし始める
すると秀の目が大きく開き始める……まるで驚き焦っている顔を見た
その瞬間、願っていたのに秀は一瞬で男と私との距離を詰めてきてしまってサァー…と血の気が引いて
「!!?、動くなぁ!…うああっ!??」
『きゃあ!??(そんなっ……)』
「奈緒!!?」
男は慌てて後退りして発砲しようとしてしたのだが、男が私を巻き込んで大きく後ろに転倒した
後退りした時に男の足元に缶があり、それを踏んでしまい私達の視界が反転しているのね
秀の叫び声が鼓膜を震わせた………この子を守らなきゃ!!
奈緒は咄嗟に両手でお腹を抱えるようにしたが、このままでは転倒した時に彼女は後頭部を打ち付けてしまう!
これでは母子ともに危険な状態に陥る………その時!奈緒の体に浮遊感と落ち着く匂いに瞼をそっと開けば
「っ………もう大丈夫だ、奈緒……お腹の子も無事だ。」
『っ……秀。…ぁっ、あの男は!?』
秀に支えられながら下を見ると倒れている男
「どうやら頭を撃って気絶しているようだ。これはこれで良かったが、警察と救急車を呼ばなくてはな。できればこのまま放置したいが……」
『……秀…「ん?」ありがとう助けてくれて…この子も守ってくれて…///』
「フッ…、当然だ。」
ちゅっ…と私の頬にリップ音をたてて落としてきたキス、手は私のお腹に添えてこの子を守ると誓う旦那様は私とこの子のナイト様
"レッドナイト"
(って、…きゃあっ!?ここ外だった////)