不幸が好運に導く瞬間
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『うわっ…立派な洋館…余計に罰が当たりそう……』
加奈は江戸川コナン君に家の場所を教えて貰い、この地区にきたのはいいが 目に飛び込んできたのは立派過ぎる大きな洋館だったのだ。
『…お邪魔しまぁ~す…。』
玄関の扉の鍵を開け入った加奈
家の中は真っ暗闇でお化けが出そうな雰囲気な感じがした。
真っ暗で何も見えないから明かりのスイッチを探していたのだが…
『あれ?…奥から光が漏れてる?』
おかしい。
この家の主は空けていて誰もいないはずじゃあ?
『まさか…ど、泥棒!?…この家、ずっと空けていたなら泥棒が入る可能性もあるわよね。』
光が漏れている部屋に一歩一歩進ませ、音を立てず 近づき扉の前にきた加奈
ゴクリ
キィ~
『…いない。』
その部屋は本が沢山ある書斎部屋で小さな明かりがポツンとあるだけだった。
『…兎に角、明かりがあるのはおかしい…警察に連絡しなきゃ…』
不自然過ぎる現状に加奈は後ろを振り返ると眼鏡をかけた男性が暗闇で怪しい姿に出現したのを目にして
『─ッぎゃあああぁぁぁぁぁぁ---!!!』
突然現れた男がいれば悲鳴を上げるのは当然だよね?
─────
『…ぅ…ん?』
目を覚ますと
「あっ、気づかれました。」
『…!?どどど、どちら様で!!』
目の前にいる男性が落ち着いた感じで話してくれた。
この男性は大学院生の沖矢昴さんで彼も 住んでいた家が火事で全焼した際にコナン君がこの家に住まわせてくれるように新一さんに頼んでくれて住んでいると。
もしかしたらあの子は本物のAngelではないかと思い始めた。
すると私の携帯電話にメールが入っていた
それはコナン君からで、言い忘れていたことの内容メール。
やっぱりこの人のことでのメールだった
「私の方もメールが入っていましたので…まぁ、これからよろしく。私の事は気にしなくていいですから?え~と…」
『あっ!わたし三浦加奈です。』
「加奈さんですね?」
『はい。昴さんって呼んだらいいですか?』
「ええ、是非」
昴さんと同棲生活が始まって1ヶ月という日が経った。
加奈は最初、気を使っていたけど昴さんが積極的に私と食事をとったりお話をしたり一緒に出掛けたり私が仕事に出かける時、行ってらっしゃいと挨拶をする等をして今では当たり前のような生活感が感じられた
いつも1人で寂しい独身生活だった私にとって本当の幸せを手にしたようだった
そんな中で加奈は恋をした。
いつも気にかけてくれる彼の優しさ
毎日ニッコリと微笑んでいる笑み
格好いい要素、性格、生活感等すべてが
完璧に思える沖矢昴さんに加奈は初の恋心を抱いていた
しかし、私のような女性に彼と釣り合える訳がないと諦めていた。
この人にはもっと綺麗で頭のいい女性がお似合いだろう。
私の初恋は呆気なく散った。