不幸が好運に導く瞬間
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何故こうなった ?
ただ私は幸せを満喫していただけなのに
幸せの一時を終えた瞬間に私の身におこった出来事…
『マジですか……』
私は茫然自失しか出来なかった。
前に買った宝くじが当たっていて大体10万ぐらいだけど、私にとっては大金のような物。
両親は他界し私は1人暮らしをしている社会人だ。
両親も居ない祖父、祖母も私が小さい時に既に亡くなっていて親戚と言える人達もいなく自分1人何とか生きていた。
宝くじと会社からのボーナスで少しぐらい贅沢を味わっていいよね♪っと自分に言い聞かせて京都に旅行してきた。
最高だったよ京都!
お盆休みを旅行に活用した私。その間は本当に充実した人生だったのだが…
天国から地獄に転落死したような自分が今日おこったのだ。
旅行バックとお土産を手に帰ってきた東京
旅行で疲れた体を我が家に帰って癒やして貰おうと自宅前に着いた私が見たものは…
全焼したわたしの家だった…
カァ~
『…はあぁぁぁ~……どうしょうυ』
今は近くの公園のベンチに座っていた加奈
世話になって貰える人なんか居ない私は公園で野宿するしかなかった。
もう、そろそろ日が沈む。
ちょっと待ってよ!こんな年でホームレスになるなんて私イヤよ!!
神~!
私が何かしましたか~
ただ少しの幸せを噛みしめただけじゃないですか!
私にはほんの少しの幸福をも味わっちゃいけないかったんですか?
不幸のどん底に落とされてメガティブになっていた私に声がかかった。
その声の主が私のもとに舞い降りた天使だった。
「お姉さん?何やってるのこんな所で?」
小学1年生の大きな眼鏡を掛けた男の子で話かけられて加奈は自分におこった災難を話した。
こんな子供に話した所でどうにもならないことは分かっていたけど、誰かに私の不幸を聞いて貰いたかったのだ。
「ふぅん~そうだったんだぁ~。大変だったんだねお姉さん。」
そう言ってくれた男の子に加奈は涙が出そうだ。
子供に慰められるなんて…
すると
「じゃあ!新一兄ちゃんの家に置いてあげようか?」
『…』
「…」
『…』
「…」
『………はっい?』
しばらくの間沈黙が続いた後、間抜けな声を発した加奈
「新一兄ちゃんに事情を話したら住まわせてくれるよ。色々あって家を空けているんだぁ。僕が新一兄ちゃんに連絡してあげるからお姉さんそこに住みなよ!」
有り難いお言葉をいただいた私は…
ぶわッ…
「!!?っど、どうしたのお姉さん!」
『…天使だ……天使が舞い降りてきた…』
涙がぶわっと溢れ出た加奈にコナンは驚き慌てたのだった。